5月の初めにブルックリン地区レッドホックにある「Added Value」非営利団体が運営する農場で春学期に履修していた地域栄養学論を通してボランティアをしてきました。
この日は天気がとてもよく、汗ばみ、日焼けをしながらも土や草花など自然に触れる事ができ、とても楽しく過ごせました。
このAdded Valueは2001年に始まりました。活動は農場管理、ファーマーズマーケット開催、食農教育プログラムの実施等です。
現在Added Valueの管理する約2.75エーカーのコミュニティー農場の前は公共のグラウンドでしたが、近くに新しく公共のグラウンドができてからは更地となってしまったため、コーネル大学や多くの人々の協力により農場を作ることにしたそうです。そして21世紀に活躍する若者達や住民によってコミュニティーの環境と健康の持続可能性を育んでもらおうという目的でできた「21世紀パーク」とも呼ばれる農場は2003年に出来上がりました。現在は約2,500人以上の人々が様々な形でボランティア活動をしています。
Added Valueではティーンエイジャーが活動の中心になるというのが1つのモットーでもあるので、レッドホック地区に住む85人以上のティーンエイジャーが毎週、平均17時間以上Added Valueで働いています。彼らは彼らの家庭の収入の約30%と同じくらいの俸給を毎月受けています。
約12人のクラスメイトが今回のボランティアに参加しました。まずはティーンエイジャーからどんな植物が植わっているか、肥料の説明、Added Valueの活動について説明を受けた後、雑草抜きや土を掘り返す作業をしました。植わっていた野菜はなす、数種類のレタス、トマト、ねぎ等でした。他にもパンジーなどの花も植わっていました。また肥料はもちろん農薬を使わず、ブロンクス動物園から寄付されたものを使っています。
この農場で採れた野菜はファーマーズマーケットで住民やレッドホック地区の4つのレストランに提供されています。本格的な地産地消ですね。
Added ValueではFood Changeという他の食農教育を推進する団体と一緒にブルックリン地区の学校に農の素晴らしさや重要さを学校で教えるべきとして、「Farm to School」(農と学校のつながり)という活動も行っています。2006年には250人の小学校1-2年生が農場見学に来たそうです。他にも子供達はこのプログラムを通して採れたて野菜を使った料理教室や食生態のサイクルについて学ぶことができます。
他の活動としては、近辺のスーパーマーケットの品質改善などです。レッドホック地区には最近では若い夫婦などが住み始めていて、おしゃれなカフェ等ができていますが、低所得者が多く住む地域でもあります。近所で売られているものは、値段が高いわりに質の悪いもの(高脂肪・高砂糖を含む加工食品)が多いため、Added Valueでは、こういった店に質の高いもの、いわゆる新鮮な野菜や健康に良いものを置いてもらおうという活動も行っています。
今回は朝10時半から2時半までの作業でしたが、改めて農作業は体力勝負であることを実感しました。植物を育てるのがいかに大変か、小農家が少ない予算でどれだけの時間をかけて栽培を行っているのかを考えると、もっとファーマーズマーケット等に貢献しないといけないと感じました。
またティーンエイジャーの顔が活き活きとしていたのもとても印象的でした。自然と触れ合う事の大切さを改めて実感した1日でした。
*写真は農場の一部、説明してくれたティーンエイジャーたちです。