午後になると、甘い物や塩辛い物が食べたくなる時がありますか?私も体調によってあります。昨日は甘い物が食べたくてしょうがなかったのに、今日は塩辛い物がとても食べたいなど・・・。
このような食べ物に対する欲を“クレービング”というのですが、なぜ体調が気分によって欲しいものが変わるのでしょうか?なぜ体が欲するのか、どんな食べ物が効くのかをご紹介します。
<甘い物へのクレービング>
甘い物が食べたくなる時は体がグルコース(ブドウ糖)をエネルギーのために必要としている時です。穀物、イモ類、豆類などに含まれている糖類は主に多糖類(グリコーゲン、デンプン)、又はサトウキビ、はちみつ、野菜や果物(に含まれるブドウ糖)に含まれる単糖類でできた食物を食べるかによって体への影響が違います。
単糖は加水分解でこれ以上分解されないため、吸収が早いので低血糖状態の時に有効ですが、食べ過ぎると血糖を下げるインスリン分泌や活動が悪くなります。インスリンの分泌はだいたい一時間以上かかるので、吸収の早い単糖はインスリンが分泌される前に細胞で吸収され、分泌された時には血中の糖質が少なくなっていて、体がまた糖質を求めてしまいます。糖分摂取が繰り返されると体重増加、糖尿病を招くことになります。
その反対に多糖類はいくつかの過程(デンプンはアミラーゼにより分解され、いくつかの過程を経てからブドウ糖になり、体内に吸収されます。グリコーゲンは体内に吸収されたブドウ糖が肝臓や筋肉に貯蔵される時に作られ、主にエネルギー源として使われます)。を経てから分解され吸収されるのでインシュリンの分泌と合い、糖分摂取の繰り返しを控えることができます。
甘い物が食べたくなったら全粒穀物でできたクラッカーや果物(ブドウ糖が多いのですが、ビタミンも多く含まれているので)、お煎餅などがオススメです。米飴やメープルシロップが原料のお菓子をちょこっと。我慢しすぎもよくないので、チョコレートやお気に入りのお菓子も量を控えていただくのがよいでしょう。
<塩気の多い物のクレービング>
原因がわからないけれど、体調が悪いという時には体内のミネラルが不足していることが多いといいます。イライラはカルシウム不足というのも聞いたことがありませんか?カルシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラルが不足すると、体の防御機能、活動機能が下がり自然と塩気のある食べ物が食べたくなります。塩気のあるものでもポテトチップやスナック菓子を食べるのではなく、まず食事に海草や様々な野菜を取り入れてみましょう。お料理に使用する塩は天然塩を。どうしてもおやつで塩気のあるものを食べたい時にはお煎餅や少し塩をまぶしたナッツなど。塩の摂りすぎは高血圧の原因ともなるので気をつけてください。
昨年、学校がとても忙しい時に食事のバランスがうまく取れていなかったせいか、ベーグル、プレッツェルなどの炭水化物へのクレービングがひどい時期がありました。もちろん体重増加し、そこでたんぱく質、たんぱく質、脂肪をバランスよく3食に取り入れてみました。そうすると甘い物や塩気のある物への欲求が少なくなりました。体の欲するものでどんな栄養素が不足しているのかわかるのはおもしろいですよね。甘い物、塩気のある物が欲しくなったら日々の食生活を見直してみてください。
*写真はサンクスギビングパーティで作ったスイートポテトを入れたコーンブレッド、アップルクランブル。他にもポテトとほうれん草のグラタン、インゲンのホットサラダをつくりました。アップルクランブルとバニラアイスのコンビネーションは最高ですー、写真が見にくくてすみません。



