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2006年09月 アーカイブ

2006年09月01日

いよいよスタート!

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 今日からいよいよ学生生活が始まります。私の入学したコロンビア大学教育大学院の新入生オリエンテーションに参加してきました。

 オリエンテーションと言っても入学式をもっとカジュアルにした感じ、というのは服装などまったく気にしなくてよいから。学長の挨拶に始まり、授業の申請の仕方や学校生活についての説明があり、その後は自由に好きなブースに行って興味のあるセッションに参加しました。

 全体オリエンテーションの中でアメリカ人だけではなく世界各地から人が集まって勉学を共にできるのは素晴らしいとの話の流れからどこから来ているのか地域ごとに席を立つことになりました。やはり多くを占めるのはもちろんアメリカ人、順にアジア、ヨーロッパ、南米、カナダ、アフリカ。驚いたことにオーストラリアからの留学生が一人もいなかったこと・・・噂によると、オーストラリア人はイギリスに留学する人が多いとか。

 オリエンテーションで隣に座っていたポルトガルから来たリタと友達になり1日を共にしました。彼女の専攻はPsychology Education(精神・心理学教育と言うのでしょうか?)。

 お昼ごはんは大学の外で行われていた多くの屋台が並ぶBlock PartyでFalafel Pita Sandwichを食べました。味はかかっていたホットソースがとても辛く味わうことができなかった。それに加え、風が強くそして寒かったので辛すぎるソースで本当に体が冷えてしまいました・・・辛いものが体を冷やすのを改めて実感。

 このオリエンテーションに参加してやっとコロンビア大学の学生になったんだと実感。コロンビア大学は1754年、教育大学院は1887年に創立しました。建物も多少の直しはあってもほとんど当時のまま。いろんな著名人が勉強したという図書館でこれから学べるのだから本当に恵まれていると思います。たくさんのことを学ばなくては・・・。

 ちなみに私が入学したプログラムはNutrition Education(栄養教育学)です。

 これからニューヨークから栄養・食・学生生活を中心にした話題をお伝えしていきます。

☆Falafel Pita Sandwich:ファラフェルというひよこ豆をマッシュしてスパイスと和えたものをお団子状にして揚げたものと紫キャベツ、レタスと一緒にピタブレッドというポケット型のパンにはさみTahiniソース(白ゴマベースのソース)と辛いソースをかけたもので、中東の料理です。

2006年09月03日

ECO‐FEST エコ・フェスティバル

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 今日はリンカンセンター・プラザで環境問題に意識をもっと向けようという趣旨で行われたECOFESTに行ってきました。

 このイベントは毎年行われています。環境にやさしい衣類、日用品、食べ物、電気製品、アクセサリー等を紹介する会社や団体がブースごとに分かれパンフレットやサンプルの配布を行っていました。最初に見たブースでは子供達が楽しそうにカラフルな粘土らしきものを練って、色々な形を作って遊んでいました。最初は環境にやさしい粘土かなと思っていましたが、よく見るとUSDA承認のオーガニック石鹸を販売するVERMONT SOAP ORGANICSが提供する手作り石鹸を作ろう!(私が勝手に名付けました)という企画でした。この石鹸はオーガニックオイル、天然の香料や色素から作られているので子供から大人まで安心して使えますね。詳しくはこのサイトへ:www.vermontsoap.com

 食べ物はクレープ、エスニックフード、アップル・ピーカン・かぼちゃなどのパイ、フライドチキン等が販売されていました。

 ところでSolar Oven(ソーラー・オーブン)という言葉を聞いたことがありますか?太陽熱からオーブンを作動させます。確かに環境にはいいと思いますが、天候の悪い時には使えるのだろうか?と思い、質問をしたかったのですが、私より前の人がずっと質問を続けていたので待ちきれず、後で調べようと諦めてしまいました。

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 エコフェスタが行われた会場には演奏会や舞台で有名なリンカーンセンターにある一角の広場で行われていたため、大きなステージがありました。今回は様々な演奏家が出演していました。

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 その他気になったブースですが、オーガニック材料から作られたCELL-NIQUEという飲み物が珍しかったです。この飲み物についてはもう少し情報を集めてから後日紹介できればと思います。またConEdison Solutionsから紹介されているWind Powerと言って電力を使うのではなく風力を利用しようという働きかけにも興味を持ちました。月の光熱費に数ドル加えるだけで環境問題の原因いうもの。

 最後に紹介したいのがVegan(ビーガン:動物性(乳製品・卵を含む)を一切摂らない菜食主義者)のブース。多くのパンフレットが机いっぱいに広げられており、なぜビーガンになる必要があるのかというのが細かく説明されていました。なかでも牛・豚・鶏・シーフード・卵・乳製品の生産過程の内部事情が細かく記載されたパンフレットにはとても衝撃を受けました。動物達が私達の口に入るまでにどんなに傷つけられ、自然でない生き方をさせられているか・・・・。写真付きだったので途中で読むのに耐えられなくなって最後まで読めませんでした。ひとそれぞれ考え方が違いますが、私はこれから動物性を頂く時には感謝して頂きたいと思いました。エコフェスタで貰ってきたパンフレットのほとんどがビーガンについてでした。(写真あり)写真にも写っていますがビーガンの子供のためのパンフレット“Veg Kids”には私にとって興味深い栄養のとり方、ビーガンであるためのメリットが載っていておもしろいので是非次回に紹介しようと思います。久しぶりに多くの団体・会社の運動を見て改めて環境問題について考えさせられました。もっと積極的に活動していかないと・・・地球を守るためには!

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2006年09月06日

授業開始 ~Nutritional Ecology(栄養生態学) 編~ 

 今日からいよいよ授業が始まりました。私が今学期取った科目はNutritional Ecology(栄養生態学)、Strategies for Nutrition Education & Health Behavior Change(栄養教育健康行動変容のための戦略)、Nutritional Epidemiology(栄養疫学)、そして Method in Health and Behavior Studies Research(健康行動研究の方法)です。

 今回はNutrition Ecologyの授業についてお伝えします。

 この授業の担当はトニ-先生とジョアン先生、2人が交替で講義をして下さいます。ニュートリションプログラムの中でも人気があるこのクラスには50数人の生徒がいます。ジョアン先生が30年前に開講したクラスです。エコロジーと授業名にもなっているのでお分かりになるかと思いますが、フード・エコロジーシステム、食物連鎖、環境問題等について話し合うクラスです。

 ひと通りクラスについて説明があった後さっそく人口と食糧問題や環境問題についてクイズが出されました。いくつか環境問題に関する用語について説明をしなければならない項目がありましたが、言葉は知っていてもうまく説明できなかった部分があり、知識の浅はかさを感じました。

 この授業はリーディングの量が半端でないと噂を聞いていましたが、最後に配られた来週までの課題のプリントの束・・・・新聞、雑誌からの記事や論文が載っていて1部と2部合わせて170ページほどあります。来週までの宿題は65ページを全て読んで意見をまとめて書くことです。今回は発達の限界についてです。環境問題に関する記事を大量に読まなければなりません。環境問題について真剣に考え、取り組みたいと思っていたので、よい機会を与えて頂いたと思っていますが、まさかこんなに急に大量の情報を得られる事になるとは・・・感謝!?がんばります。正直1週間で終わるのでしょうか、とても不安ですが・・・。*


*続き:無事に先週の課題を出し終えました。今日9月13日の授業では発達の限界に関する話題をジョアン先生が講義して下さいました。私達の生活の中の小さな一部分から政治を通して、世界情勢を見ながら資源の限界、これから私達が取り組むべく事を話してくださいました。クラスの中では反対や賛成の意見が飛び交いました。みんなとても真剣に環境問題や政治に関して取り組んでいて、ますます真剣に取り組まないとという気分にさせられます。

 来週は“多くの人口と少しの食べ物が現在の飢餓をつくっているのか?”という課題に対して多くの文献を読み、感想を書く課題が出ました。履修している授業一つ一つは本当に興味があり、おもしろいのですが、課題が山のように次々と出るのできちんと身につけられるのかが心配です。次回は違うクラスについてもお知らせします。

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2006年09月08日

授業 ~Nutritional Epidemiology編~

 今日の授業は栄養疫学でした。

 隔週で行われる授業なので1コマが3時間半あります。担当はラリー・クシ先生です。先生は日系アメリカ人です。お父様はマクロビオティックで有名な久司道夫先生(ご存知でない方はこちらへアクセスしてくださいね。http://www.kushimacrobiotics.com/html/about_macro.htm)。

 授業を登録した時にプログラムのアドバイザーにアドバイスを受けながら履修科目を決めるのですが、その時にアドバイザーの先生に2年次に取る科目の栄養疫学を取る事を薦められました。というのは先生は私にマクロビオティックのバックグラウンドがあることを知っていたからです。

 ラリー先生は疫学者で、カリフォルニアのカイザー研究所の研究者でもあります。今回はもともとこのクラスを担当していた先生が産休に入ったため、隔週でカリフォルニアから教えに来る事になりました。先生の娘さんがニューヨークにいらっしゃるそうで、以前より頻繁に会えると少し嬉しそうでした。

 授業中に先生のお弁当の思い出についてお話しして下さいました。先生がニューヨークの公立校に通っていた時、お昼に友達はサンドイッチを食べている横で自分は玄米のおにぎりを食べていたそうです。中学生になって友達とファーストフードに行くまでハンバーガーとは何かとも知らなかったとおっしゃっていました。同じ日本人のせいかとてもリラックスして授業に参加できました。

 私がラリー先生を知ったのは数年前に更年期女性を対象にした研究“CHOICEプログラム”でインターンをしていた時でした(マクロビオティックダイエットが含まれた研究)。先生はこの研究の研究者の一人だったのですが、私が入った時には既にカリフォルニアに移った後で、数回メールでアドバイスを頂いただけで面識はありませんでした。

 それから数年後、先生の授業を受ける事になり、マクロビオティックに縁があるのかな?と思います。
 
 いつか私とマクロビオティックについて?などご紹介できれば・・・・。

 ところで今回の授業内容は栄養を中心とした疫学研究の進め方、数種類ある食事日記のつけ方や研究に関して重要な点を講義してくださいました。奥が深くこれから学ぶのが楽しみです。

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2006年09月19日

授業 ~Strategies for Nutrition Education and Health Behavior Change編~

 今回は私のお気に入りの授業の様子をお伝えします。

 この授業はコンテント先生とパム先生が担当です。コンテント先生は栄養教育学の世界ではとても有名な先生です。先週の授業内容はクラスについての説明や栄養教育の歴史についてなどでした。
 
 2回目の講義はなぜ栄養教育が必要なのか?、どんな要因が何を食べるかに影響するか?栄養教育のゴールは何か?栄養教育をどのように定義するか?これからの栄養教育についてでした。パワーポイントを使いながらの説明でしたが、とにかく質問を投げかけられるので常にいろいろ考えられてとても楽しいです。

 日本人はおとなしいと思われるのが実は嫌なので・・・なるべく発言するようにがんばりましたが、手を挙げて一つ答えるのがやっとでした・・・。

 自分の国の食文化についての話になった時に私がずっと食べ続けている物について発言しました。お米や海草類、味噌・・・・。

 今回の授業までに「栄養教育の定義」と2000年に報告された国の健康増進についてのレポートを読み自分の意見を書くという2つの課題が出されていて、それについても話し合いました。その他、教科書の1章・2章を読まなくてはなりませんでした。もし前もって教科書を読まないと授業についていけません。

 授業の後半に習ったのは環境要因がいかに人々の食事の選択、食習慣に関連するか?でした。

 コンテント先生が2000年に定義した食物の選択、食習慣に影響する環境要因の中には安定した食糧供給があるか、社会的影響、文化的実践、栄養政策、値段、時間、資源、広告、メディア、教育などが含まれます。こういった環境についての話になると、クラスには様々な国からの生徒が集まっているので、それぞれ異なった意見を持っていてディスカッションがとても楽しく、盛り上がります。

 1時間半の授業あっという間に終わってしまいます。

 来週は行動変容についてもっと深く話し合うことになります。それまでにまた多くの課題を終わらせて授業に望まなくてはなりません!

 下の写真ですが、仮の教科書?の一部です。コンテント先生が1月に栄養教育学の本を出版されます。まだ出版されていないので、全てを撮るのを控えさせていただきます。教科書出版は今学期に間に合いませんでしたが、ひと通りは出来上がっているそうで、私達は仮の教科書を使用しています。

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2006年09月26日

Veg Kids ~菜食で子育て~

 今回はベジタリアンの中でも最も制限の多いべーガンで子育てをするための方法を以前に紹介したEcofestで配布されていたパンフレット“Veg Kids”をもとにご紹介します。

 ベジタリアンとは穀物、野菜、果物を中心に食べる人達の事を言いますが、数種類に分かれているベジタリアンについては以下の表を見てください。

種類

食べる

食べない

べーガン(Vegan)

穀物・野菜・果物・豆類・ナッツ(種も含む)

肉類(鶏も)・魚類(甲殻類も)・乳製品・卵

ラクトベジタリアン(Lacto-vegetarian)

穀物・野菜・果物・豆類・ナッツ(種も含む)・乳製品

肉類(鶏も)・魚類(甲殻類も)・卵

オボベジタリアン(Ovo-vegetarian)

 

穀物・野菜・果物・豆類・ナッツ(種も含む)・卵

肉類(鶏も)・魚類(甲殻類も)・乳製品

ラクトオボベジタリアン(Lactoovo-vegetarian)

穀物・野菜・果物・豆類・ナッツ(種も含む)・乳製品・卵

肉類(鶏も)・魚類(甲殻類も)

セミベジタリアン(Semi-vegetarian)

穀物・野菜・果物・豆類・ナッツ(種も含む)・乳製品

肉類(鶏も)

                www.vegetarian-diet.info/vegetarians-types.htm より

 子供の成長について動物性食品は必要ないの?と思ってしまいますが、パンフレットによると、たんぱく質、ビタミン、ミネラル(カルシウム等)の最適な健康と成長を保つために必要とされる栄養素は植物性食品から十分摂れるとし、べーガンダイエットを実践する人は健康で長生きであるといくつかの科学的研究から証明されています。その他パンフレットには小児肥満の増加、糖尿病、がんなどの疾病とべーガンの関係について述べられています。

 では実際に何を食べさせたらいいの?と思う方、下記のVegan Food Groups(べーガン食品グループの詳細)を見てください。

・野菜類:3サービング又はそれ以上/1日

     サービングサイズ:生野菜1カップ・調理した野菜1/2カップ

・果物類:3サービング又はそれ以上/1日

     サービングサイズ:中くらいの大きさの果物1つ・調理した果物1/2  

     カップ・フルーツジュース120ml

・穀物類:5サービング又はそれ以上/1日

    サービングサイズ:ホットシリアル(日本ではあまり馴染みがないと

    思いますが、オートミール等に暖かい湯、ミルク、豆乳を注いだも  

    の)1/2カップ・ドライシリアル(コーンフレーク等の乾燥したも 

    の)30g位・パン一切れ

・豆類: 2サービング又はそれ以上/1日

     サービングサイズ:調理した豆1/2カップ・豆腐又はテンペ120g

     豆乳240ml

 上記の他にべーガンダイエットではビタミンB12の摂取が不足しやすいのでサプリメント、強化シリアル又は栄養酵母で補うといいと記されています。私的に子供にサプリメント?は自然ではないと思うのですが・・・。みなさんはどう思いますか?

 子供の成長に十分な栄養素が必要ですが、特に重要とされているたんぱく質やカルシウムをべーガンで子育てをする場合にどんな食品から摂ればよいのでしょうか?

<植物性たんぱく質>

・ オートミール:1カップ(6g)

・ ピーナッツバター:大さじ2(7g)

・ スプリットピー(豆類):1カップ(16.3g)

・ ピント豆:1カップ(14g)

・ 玄米:1カップ(5g)

・ ブロッコリー:2カップ(4.5g)

<カルシウム>

・ 葉っぱ類

・ 豆類

・ ドライフルーツ(レーズンやプルーン等)

・ オレンジジュース(強化カルシウム添加)‐牛乳よりももっとカルシウムがあるとされています。

 ざっとパンフレットから紹介させていただきましたが、食品グループや摂取量についてはアメリカ人の子供を基準にしています。詳しい情報はこちらwww.vegforlife.orgを見てください。マクロビオティックダイエットもきちんと実践するとべーガンダイエットと同じになります。魚を食べてもよい所は違いますが・・・。

 マクロビオティックではなく日本食中心でべーガンを実践している方がいたらどんな食生活をしているか是非教えて下さい!

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