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2006年10月 アーカイブ

2006年10月04日

New York生活:エクササイズ 

 学校が始まってからあっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました。

 とにかく課題をこなす毎日。授業以外に学校の栄養教育学プログラムのプロジェクトにも参加しているので毎日計画をきちんと立てないと全てを終わらすことができません。そんな忙しい毎日ですが、運動は私の生活に欠かせません。
 
 日本にいた時も水泳、ヨガ、TAE-BOなとの運動を定期的にしていました。 (テコンドーとボクシングを組み合わせたエクササイズです。)詳しくは→http://www.billyblanks.com/homepage.asp?section=home (英語版)。

 それに加えてNYに来て始めたのがピラテス。日本でも数ヶ月ほどクラスに通いましたが、いまいち効果を得る事ができずやめてしまいました。

 ピラテスは体幹を意識して体を動かし筋肉を鍛えるのですが、呼吸法も重要です。9月の初めに学校の先生でもあり、友達でもあるパム先生のお宅に10日ほど滞在させて頂いた時に誘ってくださいました。

 このクラスはなんと火曜・木曜の朝5時から1時間と土曜の朝7時から2時間です。パム先生の住むアパートメントの地下にある集会場のような部屋で行われます。インストラクターは同じアパートメントに住むイボンです。しかもイボンの好意で行われているので参加費はありません!素晴らしいでしょ?ボランティアで行っているのにとても熱心に教えてくれます。

 人数は2-3人、土曜にはもう少し増えますが、朝早いのでなかなか人が集まらないのだと思いますが、私達にとってはプライベートレッスンの様なのでうれしい。始める前は以前のピラテスの経験からか簡単にできるだろうと甘く考えていました、が・・・とてもきつい! 特に土曜の2時間のクラスでは汗だくに。

 続けられるだろうかと思いながらも1ヶ月目、幸いな事に私のアパートはパム先生とイボンのアパートまで歩いて5分くらいなので睡眠が2-3時間でも通えています。朝5時というとまだ暗いので気をつけなくてはなりませんが。最近はイボンが途中まで迎えに来てくれています、私が暗くて怖いと話したからなんですが・・・彼女の親切には本当に感謝です。

 正しい姿勢で腕立て伏せが今まで1度もできたことがなかったのですが、ピラテスを始めて1ヶ月目、やっと10回できるようになりました!腹筋はまだまだですが・・・。

 ピラテスのポーズの1つには意味があり、体が変わっていくのをとても感じます。不思議なのですが、正しいポーズをとると体がそれを覚えていて、腕立て伏せのように回数を重ねるとできるようになる。腹筋を鍛えるときなど、四苦八苦する私を励ましながら指導してくれるイボンとピラテスをまた始めるきっかけを作ってくれたパム先生に感謝!

 イボンは日本人の友達が多いそうで私が始めてイボンに会った時、私が日本人なので、日本人に縁があると驚いたそうです。本当に明るく、前向き思考のイボンから週3回エネルギーをもらっています。ちなみにパム先生はピラテスを始めて4年目だそうです。

 ピラテスは今の私の生活には欠かせません。皆さんも機会があったら是非トライしてみてくださいね!

 写真に写っているのは使っている1つ1.5Kg のダンベルそして汗をたくさんかくので欠かせないお水です。

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2006年10月12日

ニューヨークで出会った人々:インタビュー ①Kochファミリー

 これから私がニューヨークでお世話になっている人、尊敬する人についてもお話していきたいと思います。今回は前回のピラテスの記事でも紹介したパム先生と彼女の家族についてお伝えします。

 私の学校の先生でもあり、友達でもあるパム先生と知り合ったのは4、5年前ですが、昨年くらいから一緒に過ごす時間が多くなり、仲良くさせて頂いています。ちなみにKoch(コック)はパム先生の苗字です。

 パムは現在私が所属する栄養教育学プログラムの中で行われている研究プロジェクト「LiFEプログラム」(子供のための科学と栄養教育に関する研究) のディレクターを務めています。(私がLiFEプログラムに参加し始めたのは2005年の夏で、現在もメンバーの一人として働いています) 彼女はプログラム内で5、6人分の仕事を1人でこなしているのではないかと思うくらい忙しく、プログラムにとって重要な存在です。

 パム先生は週5日LiFEプログラムで働き、私の履修するクラス“栄養教育の戦略”を火曜日に受け持ち、毎週木曜の夕方に開かれる農家と消費者及び産直・農産物のネットワークであるCSA(Community Supported Agriculture)のメンバーでもあるので野菜を取りに行ったり、CSAは教会を借りて行われているので当番があり、当番の時には教会を掃除したり、そして7歳のベンと4歳のギャリソンの母親であり、ご主人のアロンさんの妻でもあります。そして週3日の早朝ピラテスは欠かさず・・・・聞いているだけで本当に目の回る忙しさですが、いつも笑顔でとてもパワフルです。

 私がニューヨークに着いてアパートに引っ越せるまで10日間ほどパム先生の家に滞在させてもらっていましたが、本当に1日フル回転!ある日、どうやったらそんなにEnergetic(パワフル)でいられるの?いつ気(体)を休めているの?と聞いてしまいました。「Have to be」パワフルにしていないと全てこなせない、しかも気が休められるのはオフィスだと・・・。

 パム先生は2人の息子さんとご主人のアロンさんとの4人暮らし。パム先生がどれだけ環境に気を使って生活をしているかは知っていましたが、一緒に住んでみて本当に徹底しているのを見て、大きな刺激を受けました。環境、食、農業、汚染問題などについて深く考えさせられるような栄養生態学の授業を取っているのでパム先生のような生活に関心が高まります。

 まずごみの仕分け、ニューヨークは地域によって分別を徹底しているところとそうでないところの差が大きく、日本のようにこまかーくありません。しかしパム先生のお家は紙、ビン、缶、可燃物としっかり分けていて、生ごみはもちろんコンポスト。コンポストとはたい肥化の事で、生ごみをリサイクルして肥料にする方法です。週一回ご主人のアロンさんがグリーンマーケット(ニューヨーク市内で行われる週数回の野外市場)に持っていきます。パム先生も栄養教育学プログラムの所有する部屋の一室に置いてある堆肥ボックス?に自宅の生ごみを持ってきています。野菜・果物の皮はもちろん、使用後の紅茶の葉もコンポストに。

 次にKoch家が心がけていることは食べ物。なるべくオーガニックの商品を地元産の食材(ローカルフードと言います)を購入すること。野菜や果物は主に木曜のCSAから、朝食とランチボックスのパンや乳製品は週2-3回コロンビア大学の前で行われるグリーンマーケットで地元産の物を購入。先日も夕飯に招いてくださり、そのときに赤ワインを頂いたのですが、そのワインもニューヨーク産。とにかく地元の農家を助けたい!という強い思いがとても伝わってきて、私も最近はなるべくニューヨーク又はお隣のニュージャージー州の農産物を購入するようにしています。

 パム先生とアロンさんの子育て方針のほんの少しを紹介します。必ず朝食は家族揃って食べる事。10日間一緒に朝食を食べましたが、子供達の学校の様子や放課後の様子が聞けて話し合いができる貴重な時間だと思いました。それと子供達に外食の経験は大事ということ。私も同じ考えです。もちろんマナーを覚えるだけではなく多くの種類の食べ物に接する経験ができるからです。パム先生一家は毎週日曜日に教会に行くのですが、その帰りに行くチャイニーズレストラン(中華料理)は子供達の唯一の楽しみだそう。

 ところで日本食は?と聞くと食べる機会がないというので何かご馳走をしたいと思い、いろいろ考えました。日本食というと、とにかく寿司という発想する人が多いので、寿司だけではないのよというのを知ってもらいたい・・・・煮物等は口に合わないかな?餃子・シュウマイだと中華じゃない?天ぷらは?等、いろいろ考えた挙句、カレー(インド?)を作ったのですが、一応ジャパニーズカレーと紹介しました。市販のルーは使わずカレー粉や他のスパイス、大量の玉ねぎ入れて作りました。もちろん野菜だけ。7歳のベンくんは食べ物が大好きでとても味にうるさいそうなのですが、生まれて始めてこんなにおいしいものを食べた!と喜んでくれました。

 とてもうれしかった。正直口に合わなかったらどうしようと思っていたので。

 これを機に海外で言われている日本食とはなんだろう?と考えました。海外にいると日本人が日本食は体にやさしくて一番おいしいよねと話しているのをよく聞くけれど、納豆ご飯、梅干、海苔に味噌汁・・・・こういう食事のおいしさは日本人以外の人(もちろん全員とは言いませんが)に理解してもらうのって難しいと思います。やはり海外でいわゆる日本食と言われ、人気なのは寿司、天ぷら、とんかつ、唐揚げ、牛丼などでしょうか?日本食に関する意識調査をしてみますね。

 いろいろ話が脱線してしまいましたが、パム先生とはこれからも多くの時間を過ごすと思うので、また紹介したいと思います。

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2006年10月15日

ニューヨークタイムズ主催の本の紹介イベント ‐BRYANT PARK にて‐

 読書の秋ということで、今回はニューヨークタイムズが主催で行った本の紹介イベント “Great Read in the Park” に行ってきました。

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 会場となったマンハッタンの中心にあるBryant Parkには子供向けのイベントが多く開催するための舞台のほかに青、緑、赤、オレンジ、黄色のテントが立てられ、分野に分かれて著者達が集まりパネルディスカッションが行われました。

 本の分野はビジネスに始まり、健康、政治、スポーツ、料理と様々。

 私の目的は青のテントで行われた “Health, Wellness and the Politics of Food” のディスカッションに参加するためでした。パネリストはマリオン・ネッスル-Marion Nestle (ニューヨーク大学大学院名誉教授)、ピーター・シンガー-Peter Singer(プリンストン大学教授)、ジェイミー・バーナード-Jami Bernard (The Incredible Shrinking Critic:75 Pounds And Counting, My Excellent Adventure in Weight Lossの著者)、デビッド・キャンプ‐David Kamp (The United States of Arugula: How We Became a Gourmet Nationの著者)でした。

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 パネリストの本の紹介を含めて“私達が食べたものが体に影響を及ぼすだけではなく、どれだけ世界にも影響を与えているか?”という内容がディスカッションされました。

 パネリストについて簡単に紹介させていただきます。

 マリオン・ネッスルは栄養学の世界ではとても有名な方でこれまでに多くの食の安全本を出版されています。ニューヨーク大学院のフードスタディはコロンビア大学とは少し異なり、同じフードでもビジネス戦略などが学べ、将来、食関連ビジネスをする人には良さそうです。私も来年ニューヨーク大学院でネッスル先生の授業を来年取りたいなと思っています。ネッスル先生の数ある本の中で翻訳されているのが「フードポリティクス‐肥満社会と食品産業」。興味のある方、読んでみてください。今回のイベントでは先生の新書「What to Eat」が紹介されました。

 ピーター・シンガーはプリンストン大学の生命倫理学研究者。彼の著書“The Way We Eat: Why Our Food Choices Matter”では私達、消費者から見えない米国食品業界について触れています。

 デビッド・キャンプ著の“The United States of Arugula: How We Became a Gourmet Nation”には食の変遷が私達の食生活、ダイエットにどのような影響を与えているかが書かれています。詳しくは彼のウエブサイトに載っていますhttp://www.davidkamp.com/(英語)。ディスカッションの中でデビッドは本のサブタイトルになっている“a Gourmet Nation”の「グルメ」という言葉だけはつけたくなかったと主張していました。出版社から「グルメ」をつければもっと人々を惹きつけることができるのでつけて欲しいと説得されたので勘違いしないでほしいと言っていました。

 そして最後に紹介するパネリストは“The Incredible Shrinking Critic:75 Pounds And Counting, My Excellent Adventure in Weight Loss”の著書ジェイミー・バーナードです。彼女の演説?には興味を惹かれました。正直,私はダイエット体験記に興味がないのですが、彼女に説得されたり、励まされたりしたらがんばってダイエットしてしまうかもと思ったくらい魅力を持った方でした。彼女もウエブサイトを持っています。http://www.jamibernard.com/(英語)。

 ジェイミーの幼少はとても細くダイエットとは縁のない生活をしていたそうですが、気づいたときには超肥満・・・しかも乳がんまで見つかってしまい、食の大切さに気づきダイエットを始めたそうです。先ほど紹介したネッスル先生の本を読んだり、彼女なりに努力をし、減量に成功したそうです。でもまだダイエットは実行中とか。

「何が大事ってとにかく無理をしないこと。食べたい時には我慢しないで食べる。自分をコントロールできるようになれるのが大事!」

納得・・・でした。

 英語でも日本語でも読みたい本がたくさんあるのに、時間がありません・・・今学期が終わってからまとめて読むことになりそう・・・。これからも食・健康関連の本を紹介していきたいなと思います。

 ちなみにこのディスカッションに参加していた人は50代以上の人がほとんどでした。将来の地球環境、食の安全性の問題を心配し、多くの質問を投げかけてくれてました。若者の参加者が少なかったのが残念でした。若い私達が食について理解を深め、伝統を大事にし、地球を守っていかなくてはならないのに・・・。

 ニューヨークに住んでいると、ちょっとした小さなイベントでも気軽に参加でき、楽しめるのがうれしいです。
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2006年10月20日

季節を感じるニューヨーク・グリーンマーケット ~NY Green Markets~

 ニューヨークもだんだん寒くなってきました。

 10月の天候は変わりやすく、数日前まではとても暖かく過ごしやすい日が続いたかと思うと急に寒くなったりの繰り返し。体調を崩している人が周りに多いです。

 今回は私のお気に入りのニューヨーク(NY)・グリーンマーケットについてお伝えします。NYグリーンマーケットが始まってから今年で30年。ニューヨーク州、お隣のニュージャージー州から農家が週数回来て野菜・果物・パンやクッキーなどの加工品、乳製品・肉魚類・植物・キャンドル・・・・とにかくいろいろを販売します。私の住むニューヨーク市だけでも20箇所以上で開かれており日時は場所によって違います。以前はユニオンスクエアで開かれる週4回のマーケットに行っていましたが、今はコロンビア大学の前で開かれるコロンビアグリーンマーケットに行っています。コロンビア・グリーンマーケットは木曜と日曜に開かれますが、年間を通して開かれるのは木曜のみ。日曜に開かれるのは5月から12月まで。

 コロンビア・グリーンマーケットはユニオンスクエアのマーケットに比べるととても小さく、野菜や果物等が限られてしまうので、あれこれ必要になると結局スーパーマーケットに行かなくてはならないのですが、地元の農家を支援したいと思っているのでなるべく足を運ぶようにしています。

 私がなぜよくグリーンマーケットによく行くのか?

①季節を感じることができる
②生産者がわかる-農家の人と接すると今年の天候のこと等、いろいろなことを教えてくれる
③どこで採れた野菜・果物なのかわかる&原材料がわかる。

 まだまだありますが、特に農家の人と接すると普段抱えているストレス・物欲?等がスーと抜けていく気がすると同時に感謝の気持ちでいっぱいになります。

 グリーンマーケットに通うとどんな野菜や果物が四季に出回るのかがよくわかるようになります。先週の日曜にトマトを購入した時、トマトの値段の下に書かれていたのは「今週が最後!」‐トマトの時期が終わりだよ、という意味。それだけなのですが、季節感があるなぁと思いました。購入したトマトは1パウンド(454g位)当り1.99ドルでした。スーパーマーケットでみたトマトは1パウンド2.89ドルから3.99ドル。グリーンマーケットのトマトは実がしっかりとしていて酸味がありましたが、スーパーマーケットのは甘みはありましたが、皮が薄くふにゃふにゃしていておいしくなかったです。値段が安いだけではなく、野菜・果物の本来の味が楽しめるので多くの人がグリーンマーケットを訪れるのがよくわかります。

 グリーンマーケットに通うようになってから体が欲する物がわかるようになり、自然と食べたいと思うものが旬の物だったりします。

 グリーンマーケットは食育プログラムの一環としてもよく使われています。食育プログラムに参加する子供達の団体をよく見かけます。このようなプログラムに参加すると生産者から話を聞いて、考えて購入=色を目で見て、触り、匂いをかいで、味わうというように五感も養われますね。

 現在はスーパーに行けば旬でなくても1年を通して多くの食べ物を買うことができるので、なかなか季節を感じられません。いろいろな種類の食材を使って料理するのは楽しいし大切な事だとは思いますが、日々の生活で旬の食材を頂くということを常に心がけたいですね。最近では日本も食農教育が盛んに行われるようになりましたが、食べ物が口に運ばれる前の過程を知る事はとても大事ですよね。そういう活動がもっと広まるといいですね。

 写真はいろいろな種類のかぼちゃ(Squashと言いますが)、黄色のカリフラワー、紫にんじんです。
グリーンマーケットについての詳しい情報はこちら(英語版)を参照してください。http://www.nyfarmersmarket.com/

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2006年10月24日

授業:栄養生態学‐ジョアン先生宅(オーガニックガーデン)にて

 今回は以前にも紹介した栄養生態学の授業についてお伝えします。

 今日のクラスは“ガーデンでオーガニック(有機栽培)について学ぼう”ということでニューヨーク郊外にあるジョアン先生宅で行われました。

 先生の家はニューヨークの中心マンハッタンから車で30分位の所にあります。ジョアン先生の庭は30年以上も続けられている有機農業で育てられた作物でいっぱい。庭というより小さな畑です。先生の家はハドソン川沿いにあり(景色が抜群!)、庭と川の境はウッドデッキになっていて景色を見ながらリラックスができます。

 野外授業の前半はジョアン先生が作物一つ一つを1時間弱ほど説明してくださり、後半はリビングルームのソファに先生を囲んで座っての講義でした。とても和やかにオーガニックについて様々な意見が交換されました。

 オーガニックガーデンにはブルーベリー、ラズベリー、東洋なし、トマト、イチゴ、ブロッコリー、アスパラガスなど30種類ほどの作物が栽培されていました。野菜・果物を買う必要がないそうです。野菜の種類が少なくなる冬は他の季節でたーくさん採れた野菜・果物を調理し冷凍庫で保存したもので十分まかなえるそう。例えば、トマトからトマトソースを作る。ブルーベリーや桃などの果物からジャムを作る。驚いたのはスイートポテト(日本のサツマイモですが皮の色が薄い)は毎年多く採れるので洗って80度の保温室で保存するのだそうですが、どれくらいもつのかという質問に対し昨年のをこの間見たけれど大丈夫だったと・・・。

 採れたてラズベリーを試食したり、サツマイモ掘りをしたり(小学校以来なので20数年ぶり!?) とても楽しかったです。自家栽培を始めてみようという気になりました。

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 講義の中で害虫に悩まされたりしないかというかという質問が出ました。害虫ではなくスカンクに悩まされたとおっしゃっていました。有機食品についての話の中で特に大企業が有機食品の名だけでビジネスをすることへの疑問、遺伝子組み換え食品についての意見が多く交わされました。

 私もずっと疑問に思っていた消費者が「有機食品」「低カロリー」と表示のある添加物だらけの食品に騙されているのではないかという事について皆も同じ意見でそれについてもっと規制を厳しくするべきなどの意見が交わされとても嬉しかったです。消費者の原材料、食品添加物に関する知識を高める事も大事だと思うのですが。

 久しぶりのドライブ、都会からから離れて自然に触れる事ができました。たった30分郊外に入っただけなのに空気が澄んでいました。週末にちょこっとでも都会を離れるっていいですね。

 写真のスイートポテトとバジル、トマティーロ(食用ほおずき)はお土産です。
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2006年10月29日

子供達にヘルシースナックを!① -Strategies for Nutrition Education and Health Behavior change編-

 栄養教育健康行動変容のための戦略のクラスもいよいよ後半に入ります。

 前半は教科書に沿って、栄養教育実践に必要な倫理モデルや心理学、哲学について深く学びました。毎週これらを学ぶ前に多量のリーディングをして自分なりに意見をまとめて書いて提出しなければならず、時間と能力を使いましたが栄養教育プログラムを確実に1つ1つ行うにはとても大切なことだと実感しました。

 後半は2人組になってニューヨーク市内にある学校や老人ホームなどの施設に行き、実際に栄養教育を行います。私は友達のローレンと一緒にコロンビア大学から比較的近い公立校で栄養教育プログラムを実施することになりました。
 
 私達のプログラムの対象は5歳児の男女6人です。ローレンと子供達に提供するプログラムについて色々考えました。この年齢の子供達に関連する栄養・食の問題は何か?まず一般的に考えられる子供達の栄養的な問題を挙げてみました。

①食品の好き嫌い‐栄養過多又は栄養不足(野菜不足、炭水化物の取り過ぎ)
②肥満児-栄養過多か栄養不足
(太っていても栄養になる食べ物を食べていない①と同じく野菜不足、脂肪や炭水化物の取り過ぎ)
③虫歯
④骨の成長

といった点が挙げられ、次に朝食、昼食、おやつ、夕食のどれに重点を置いて栄養教育を行うかを考えました。昼食はお弁当を持ってくる子と学校のカフェテリアで食べる子がいて正確なデーターを出しにくい、5歳児の朝食と夕食について調べるには親の協力も必要となるので今回のプログラムには適さない、ということで残ったのはおやつに関して。おやつに関する事なら子供達から正直な意見を聞けるので子供達の知識と行動変容を現在とプログラム終了後で比較し易いという事で意見がまとまりました。

 次に考えたのは子供達の好きなのお菓子の傾向、普段食べているであろうお菓子について、それらのお菓子が子供達の健康問題の原因になっているか。

①脂肪分、砂糖を多く含む食品(クッキー、ポテトチップスなど)‐肥満や糖尿病の原因になる
②砂糖を多く取りすぎると虫歯になる。骨の成長にも支障をきたす
③加工品、スナック菓子には多くの添加物が含まれる‐味覚障害等の潜在的問題

 これらをまとめて実際に子供達にインタービュー“Needs Assessment”(子供達に何が必要か査定をするため)をしてきました。その状況を次回お知らせします。

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2006年10月30日

子供達にヘルシースナックを!②‐Strategies for Nutrition Education and Health Behavior Change編

 前回に引き続き栄養教育プログラムの実践学習についてお知らせします。

 私と一緒にプログラムを行うパートナーのローレンと“Needs Assessment”に行ってきました。私達の栄養教育プログラムの対象者はニューヨーク市のアッパーウエストサイドにある公立校に通う5歳の子供達、男の子4人、女の子2人の計6人です。この公立校には幼稚園生と小学生が通っています。私達は子供達の週1回行われる放課後プログラムの料理クラスで2回に渡って栄養教育プログラムを提供します。

 学校のカフェテリア(食堂)でプログラムに協力してくれる先生と子供達を待っている間に子供達の食環境(カフェテリア内で健康に良い食べ物に関する情報に触れられるか)について調べました。


①壁に貼ってあるポスター:「朝食について考えよう!」「野菜と果物をたくさん食べよう!」「フードガイドピラミッド」「子供達がバナナをパッケージスナック(袋菓子)の代わりにうれしそうに食べている絵」

②カフェテリア内に何人か先生と生徒がいたのですが、先生が清涼飲料水を飲んでいた。


 次に先生に子供達が学校内でどれくらい健康に良い食べ物にアクセスがあり、その情報を得る事ができるかを聞きました。質問内容と回答をいくつかご紹介します。


Q.まずカフェテリア内に貼ってある健康に良い食べ物や食習慣のアプローチについて説明をしたりするのか?
A.ほとんどというより、したことがない。

Q.学校内にお菓子の自動販売機はあるか?
A.お菓子の販売機はない。飲み物の販売機はあるが子供達は購入できない。

Q.5歳児の子供達の好き嫌い状況は?
A.食べず嫌いの子が多いが、料理クラスで自分達の作ったものはなんでもおいしいと言って食べる。

 
 私達が先生にインタビューをしている間、子供達が横でおやつを食べていました。今日のおやつはチーズ味の袋菓子「Cheez-It」と脂肪分1%の牛乳でした。揚げていないスナック菓子でしたが、添加物はたくさん・・・・。ちなみに学校で出される牛乳は脂肪分1%か無脂肪の牛乳のみです。


 子供達へのインタビューは教室に戻り行われました。5歳児ですので元気いっぱい!とてもかわいいです。なんとか話ができる状態ができ、インタビューが始まりました。

①子供達の好きな食べ物
‐ピーナッツバターを塗ったりんごのスライス
‐ピザ
‐ケチャップをつけたニンジンのスティック(アメリカ人のローレンも珍しい組み合わせだと言っていました)
‐ケチャップをつけたトマトのスライス(これも珍しいですが、トマトがもっと甘くなるよと薦められました)
‐カップケーキ
‐フライドポテト
‐チキンフィンガー(フィンガーサイズの鶏の唐揚げ)

②脂肪分の高い食品や砂糖をたくさん食べ過ぎるとどうなる?
‐肥満になる
‐虫歯になる
‐歯が取れる(溶けてしまって)
‐病気になる

 この他にもスナック菓子を食べる頻度や好きなブランドについてなど質問をしましたが、みんなとても積極的で一人一人食べ物の経験を教えてくれました。

 ②の質問に対して5歳児からこのような回答が得られるとは思っていなかったので驚きました。健康とは何?という定義にも困った様子もなく答えてくれました。私が5歳だった頃はこんなにしっかりしていなかったような・・・

 私達のプログラムの目的の1つに手作りでおいしいおやつを理解してもらうこと、料理の楽しさや自然の味をわかってもらうことなので、簡単に作れる手作りおやつのレシピ探しも始めなくてはなりません。揚げない焼いたポテトチップス?低脂肪・砂糖少なめ、添加物なしのケーキやクッキー?

 これからレッスンプランを考えたりいよいよプログラムに向けて準備が始まります。それについても順にアップしていきますね。

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