前回に引き続き栄養教育プログラムの実践学習についてお知らせします。
私と一緒にプログラムを行うパートナーのローレンと“Needs Assessment”に行ってきました。私達の栄養教育プログラムの対象者はニューヨーク市のアッパーウエストサイドにある公立校に通う5歳の子供達、男の子4人、女の子2人の計6人です。この公立校には幼稚園生と小学生が通っています。私達は子供達の週1回行われる放課後プログラムの料理クラスで2回に渡って栄養教育プログラムを提供します。
学校のカフェテリア(食堂)でプログラムに協力してくれる先生と子供達を待っている間に子供達の食環境(カフェテリア内で健康に良い食べ物に関する情報に触れられるか)について調べました。
①壁に貼ってあるポスター:「朝食について考えよう!」「野菜と果物をたくさん食べよう!」「フードガイドピラミッド」「子供達がバナナをパッケージスナック(袋菓子)の代わりにうれしそうに食べている絵」
②カフェテリア内に何人か先生と生徒がいたのですが、先生が清涼飲料水を飲んでいた。
次に先生に子供達が学校内でどれくらい健康に良い食べ物にアクセスがあり、その情報を得る事ができるかを聞きました。質問内容と回答をいくつかご紹介します。
Q.まずカフェテリア内に貼ってある健康に良い食べ物や食習慣のアプローチについて説明をしたりするのか?
A.ほとんどというより、したことがない。
Q.学校内にお菓子の自動販売機はあるか?
A.お菓子の販売機はない。飲み物の販売機はあるが子供達は購入できない。
Q.5歳児の子供達の好き嫌い状況は?
A.食べず嫌いの子が多いが、料理クラスで自分達の作ったものはなんでもおいしいと言って食べる。
私達が先生にインタビューをしている間、子供達が横でおやつを食べていました。今日のおやつはチーズ味の袋菓子「Cheez-It」と脂肪分1%の牛乳でした。揚げていないスナック菓子でしたが、添加物はたくさん・・・・。ちなみに学校で出される牛乳は脂肪分1%か無脂肪の牛乳のみです。
子供達へのインタビューは教室に戻り行われました。5歳児ですので元気いっぱい!とてもかわいいです。なんとか話ができる状態ができ、インタビューが始まりました。
①子供達の好きな食べ物
‐ピーナッツバターを塗ったりんごのスライス
‐ピザ
‐ケチャップをつけたニンジンのスティック(アメリカ人のローレンも珍しい組み合わせだと言っていました)
‐ケチャップをつけたトマトのスライス(これも珍しいですが、トマトがもっと甘くなるよと薦められました)
‐カップケーキ
‐フライドポテト
‐チキンフィンガー(フィンガーサイズの鶏の唐揚げ)
②脂肪分の高い食品や砂糖をたくさん食べ過ぎるとどうなる?
‐肥満になる
‐虫歯になる
‐歯が取れる(溶けてしまって)
‐病気になる
この他にもスナック菓子を食べる頻度や好きなブランドについてなど質問をしましたが、みんなとても積極的で一人一人食べ物の経験を教えてくれました。
②の質問に対して5歳児からこのような回答が得られるとは思っていなかったので驚きました。健康とは何?という定義にも困った様子もなく答えてくれました。私が5歳だった頃はこんなにしっかりしていなかったような・・・
私達のプログラムの目的の1つに手作りでおいしいおやつを理解してもらうこと、料理の楽しさや自然の味をわかってもらうことなので、簡単に作れる手作りおやつのレシピ探しも始めなくてはなりません。揚げない焼いたポテトチップス?低脂肪・砂糖少なめ、添加物なしのケーキやクッキー?
これからレッスンプランを考えたりいよいよプログラムに向けて準備が始まります。それについても順にアップしていきますね。