生で食べても大丈夫? ‐O157 発生!生ほうれん草から・・・
今日の栄養生態学の授業のトピックは食品の安全性についてでした。肉と抗生物質、魚と水銀、農薬や食品添加物の問題について話し合いが行われました。特に9月に米国内で袋詰め生ほうれん草を原因とする病原大腸菌O157が検出され、警告が出されたことについて国民の食の安全を守るのは政府か?それとも食品業界?自分自身・・・多くの意見が出ました。
8月25日に袋詰め生ほうれん草から検出されたO:157の感染例がFood and Drug Administration (FDA)(米国食品医薬品局)に報告されて全米に警告が出されたのは2週間後の9月14日。なぜ全米に警告が出されるまで2週間もかかるのか?この長い期間が感染を広げる原因になったのではないか?
栄養生態学のトニ先生の説明によると、まず具合の悪くなった人が病院へ行き、医者がO:157による食中毒と診断→州に報告され→Center for Disease Control and Prevention (CDC)(米国疾病管理予防センター)に報告され最終的にFDAへ。FDAの判断の後、国民へ警告が出される。食中毒のOutbreak=発生がCDCにより定められるのは2件以上の同じ病例が確認されてからなので2件目発生までに時間がかかったのであればしょうがないのかなとも思いますが、もっと早い時点で警告が出されれば感染が防げたのではないかと思います。
10月20日付のFDAの情報によると、CDCに報告された件数は204件(米国20州以上)、その内104人が入院、3人が死亡。私の住むニューヨーク州でも11件の報告が出ています。
現在、ほうれん草の出荷先のカリフォルニア州の3群:モントレー、サンベニト、サンタクララで再検査が行われています。FDAは3群以外で収穫されたものは生で摂取しても安全であると発表しましたが、10月後半のFDAのウェブサイトを見てみると生で摂取するのは避けるべき、ほうれん草を71度で15秒調理すればO157 は死滅するとされています。どんな方法であれ食べるのはしばらく避けたいと思います・・・。
様々な食中毒菌が発生されるようになったのは食品の広域流通の発達、加工食品の大量生産など食環境が変わってきている事も原因の一つだと思います。今まで多くの記事を読んできて思う事。やはり短距離で採れた物の方が安全性が高いと思います。
日本にいた頃はベビーほうれん草以外は生でほうれん草を食べることはしませんでしたが、アメリカに来てからは食べる機会が増えました。ほうれん草だけではありません、ブロッコリー、カリフラワー、ズッキーニ、インゲン、とにかく生で食べる機会が増えました。アメリカでパーティに行くと毎回と言っても過言ではないくらい多く出されるのが生野菜とディップにつけて食べるもの。(ディップ:マヨネーズやマヨネーズベースにスパイスやハーブを加えたもの、ケチャップを混ぜたもの、豆ベースのものなど)
以前は無農薬でないと怖いなんて思いながらも食べていましたが、O157の発生から食中毒についても気を使わなくてはならなくなりました。ちなみに数日前のニューヨークタイムズでレタスがリコールされたと発表されていました。どんどん食べるものがなくなっていく・・・なんでも加熱しないと食べれなくなってしまいそうです。