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2007年01月 アーカイブ

2007年01月16日

黒大豆 in New York

 昨年の終わりくらいからアメリカ人の友人の間で話題になっているのが黒豆茶。このブームはまず数年前に私と母の間で始まりました。黒豆茶は日本でも少し前(今でもまだブーム?)に話題になりましたが、私が飲んでいるのはシガリオ社の黒大豆香琲“ブラックジンガー”です。最初に飲みだしたのは同社の玄米香琲ですが、正直、味に馴染めず飲むのを止めてしまいました。その後、黒大豆香琲を試したらとてもおいしく、体に変化を感じました。それ以来飲み続けています。

 黒大豆にはたんぱく質、食物繊維、鉄分、ポリフェノールが多く含まれており健康に良いと言われています。特にポリフェノールの一種であるアントシアニンは抗酸化物質として知られており、生活習慣病の予防につながると言われています。他にも黒大豆には女性ホルモンによいとされるイソフラボン(黒大豆の胚芽部分)や老化防止物質とも言われるレシチンやビタミンB1とB2が含まれています。

 私は毎朝、朝食の前に飲みます。そうすると不思議なくらい体がスーっと温まり、目が覚めます。コーヒーを飲んだ時と同じ感じになります。(人によって違うと思いますが) 母もこの黒大豆香琲を飲むと更年期障害の症状が柔らぐような気がすると言っていました。

 なぜアメリカ人の友人の間でブームに?それは私の肌(アジア人)と友人達(白人)の肌の違いについて話をしていた時です。私の肌に透明感があると1人の友人が言いました‐私はそばかすがたくさんあるし、決して手入れをきちんとしているわけでもないので、透明感があるかはわかりませんが。そのときに運動や食事、スキンケアについて話しました。友人達も私と同じ大学院のプログラムなので栄養に興味があるので食事にも気を使い、運動もほどほどしていて、スキンケアの程度も私とほとんど同じ。そこで私が思いついたのが黒大豆香琲。その事を説明をすると、彼女達もイソフラボンと女性の健康の関係の知識を論文等から得ているので、黒大豆が美肌に効果があるのは確かかもしれないというのがきっかけで、ちょっとしたブームになりました。

 彼女達に実際に飲んでもらった所、おいしいけれど、はちみつを加えた方がもっと飲みやすいとのこと。しかしこの黒大豆香琲は私も日本から送ってもらっているので、彼女達が購入するには手間がかかり、しかも値段も高めになってしまうので、飲み続けるのは難しい。飲み物でなくても黒大豆を食べるだけでも効果は十分あるかもしれないと、黒大豆を積極的に食べるようになりました。

 以前、小豆や黒豆を甘く煮て食べるのが好きとアメリカ人に話したら、豆を甘く煮て食べる習慣がないから違和感があると言われたのを思い出し、どのように調理して食べるのか聞いてみると、やはりスープに入れたり、シチューとして、ペースト状にしてパンにつけたりしていて、甘くして食べてはいませんでした。しかし最近は変わってきているかもしれませんね。あんパンが好きというアメリカ人の友人がいたり、和菓子がニューヨークでブームでなりつつあるとも言われているので。

 友人達の間でも便通が良くなったなど、黒大豆の効能が出ており食生活に欠かせなくなりそうです。私も黒大豆との付き合いはこれからも長くなりそうです。

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2007年01月25日

2007年春学期が始まって&食・栄養行動理論について 

 春学期が始まり早1週間。まだ始まったばかりなのに、もう既に学期末のような忙しさです。

 今学期に履修しているのは、食・栄養と行動論( Food, Nutrition and Behavior), 地域栄養論(Community Nutrition), 栄養教育学セミナー(Seminar in Nutrition Education), 栄養生化学II‐分子単位まで学ぶ生化学Advanced Nutrition IIの4科目です。

 栄養生化学以外は全科目毎週平均50ページ以上のリーディングをしてペーパーを書かなくてはなりません。生化学は学期中に4回テストがあります。幸い生化学以外の科目内容にはとても興味があるのでなんとか乗り越えられそうです。

~Food, Nutrition and Behavior‐食・栄養と行動論~
 食・栄養と行動論の授業には生徒が80人近くいます。普通は30人位なのだそうです。この授業は栄養プログラムの生徒でなくても取れるのでクラスの半分は違うプログラムの生徒です。最近は食や健康の話題がとてもブームなので、多くの生徒が集まったのではないかと先生がおっしゃっていました。
様々なプログラムから生徒が集まるとディスカッションの幅が広がることをとても感じました。初日のクラスでは「アメリカ人が何を食べてきたか?そして何を食べているか?」について話し合い、ビデオを観ました。その内容は:
・食品・外食産業が大きく繁栄する前は家庭で3食を料理し、家族みんなで食べていた。
・食品・外食産業が入ってくると、3食料理をする人が減り、レンジで温めればすぐに食べられるような簡単な食事で済ませられるような食生活に変遷していった。
・働く女性が増えたことも反映している。

 ビデオは1980年代のものでしたが、現在問われている食に対する課題とほとんど同じ内容が収録されていました。ビデオの中でファーストフード産業について述べられた中のひとコマにファーストフード産業のねらいの1つとして紹介されていたのが、家で1人で寂しく食事をするなら外に出て大勢の人と、明るい店内でおいしく食べようよ!でした。とくに人類学者が話していた中で興味を持ったのはファーストフードのテーブルやいすの色が明るいのは食事を楽しくおいしく見せるための秘訣であるという事。家でもテーブルセッティングをして食べると気分が変わっていいのと同じ事だなと思いました。

 ファーストフード店が多くの人に利用されているのも、レストランで食べるより、ファーストフードで食べる方が安く済み、家族や友達とファーストフード店に行けば、みんなで楽しく食事ができるということあるのではないかと思います。何を食べるか?や栄養面には触れずに考えた時の利点ですが・・・。

 栄養プログラムではない生徒の意見の中で外食産業が入ってきてくれて食事を楽しめる人が多くなったと思う、そして自分は決して裕福な家庭で育ったのではないので、自分と同じような境遇で育っている子供達がファーストフードでも親と楽しく食事をしているのを見ると嬉しくなると言っていました。

 またビデオの中でキャンベルスープの社員と食品産業に多くの疑問を持つ人との討論がありました。それに対する私達の意見の一部は「食品産業はとにかくどれくらいお金を儲けられるかが一番大事で、本当は消費者の健康については関心がないけれど、宣伝のために関心のあるふりをしなくてはならないのではないか?」でした。全社員がそうだとは思いませんが、やはりビジネスはビジネス、割り切って考えなくてはならないのでは?と思います。

 人それぞれ違った意見を持ち、反対意見を聞きながらも、自分の視野、考えを広げていけるクラスだなと思いました。初日の授業で既に多くのディスカッションが交わされたので、これからがとても楽しみです。しかもこの授業では多くのゲストスピーカーが学期中に来て、食に関する話題を幅広く話してくれる予定なのでとても楽しみです。

*写真は近所のマクドナルドで撮りました。店内にあった子供向けに置いてあったもの。日本で言うとガチャガチャのようなもの?テーブルといすには確かに色が使われていました。車が特に必要のないニューヨーク市内の生活、その中でも珍しく、貴重な!?ドライブスルー付きのマクドナルド。
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