春学期が始まり早1週間。まだ始まったばかりなのに、もう既に学期末のような忙しさです。
今学期に履修しているのは、食・栄養と行動論( Food, Nutrition and Behavior), 地域栄養論(Community Nutrition), 栄養教育学セミナー(Seminar in Nutrition Education), 栄養生化学II‐分子単位まで学ぶ生化学Advanced Nutrition IIの4科目です。
栄養生化学以外は全科目毎週平均50ページ以上のリーディングをしてペーパーを書かなくてはなりません。生化学は学期中に4回テストがあります。幸い生化学以外の科目内容にはとても興味があるのでなんとか乗り越えられそうです。
~Food, Nutrition and Behavior‐食・栄養と行動論~
食・栄養と行動論の授業には生徒が80人近くいます。普通は30人位なのだそうです。この授業は栄養プログラムの生徒でなくても取れるのでクラスの半分は違うプログラムの生徒です。最近は食や健康の話題がとてもブームなので、多くの生徒が集まったのではないかと先生がおっしゃっていました。
様々なプログラムから生徒が集まるとディスカッションの幅が広がることをとても感じました。初日のクラスでは「アメリカ人が何を食べてきたか?そして何を食べているか?」について話し合い、ビデオを観ました。その内容は:
・食品・外食産業が大きく繁栄する前は家庭で3食を料理し、家族みんなで食べていた。
・食品・外食産業が入ってくると、3食料理をする人が減り、レンジで温めればすぐに食べられるような簡単な食事で済ませられるような食生活に変遷していった。
・働く女性が増えたことも反映している。
ビデオは1980年代のものでしたが、現在問われている食に対する課題とほとんど同じ内容が収録されていました。ビデオの中でファーストフード産業について述べられた中のひとコマにファーストフード産業のねらいの1つとして紹介されていたのが、家で1人で寂しく食事をするなら外に出て大勢の人と、明るい店内でおいしく食べようよ!でした。とくに人類学者が話していた中で興味を持ったのはファーストフードのテーブルやいすの色が明るいのは食事を楽しくおいしく見せるための秘訣であるという事。家でもテーブルセッティングをして食べると気分が変わっていいのと同じ事だなと思いました。
ファーストフード店が多くの人に利用されているのも、レストランで食べるより、ファーストフードで食べる方が安く済み、家族や友達とファーストフード店に行けば、みんなで楽しく食事ができるということあるのではないかと思います。何を食べるか?や栄養面には触れずに考えた時の利点ですが・・・。
栄養プログラムではない生徒の意見の中で外食産業が入ってきてくれて食事を楽しめる人が多くなったと思う、そして自分は決して裕福な家庭で育ったのではないので、自分と同じような境遇で育っている子供達がファーストフードでも親と楽しく食事をしているのを見ると嬉しくなると言っていました。
またビデオの中でキャンベルスープの社員と食品産業に多くの疑問を持つ人との討論がありました。それに対する私達の意見の一部は「食品産業はとにかくどれくらいお金を儲けられるかが一番大事で、本当は消費者の健康については関心がないけれど、宣伝のために関心のあるふりをしなくてはならないのではないか?」でした。全社員がそうだとは思いませんが、やはりビジネスはビジネス、割り切って考えなくてはならないのでは?と思います。
人それぞれ違った意見を持ち、反対意見を聞きながらも、自分の視野、考えを広げていけるクラスだなと思いました。初日の授業で既に多くのディスカッションが交わされたので、これからがとても楽しみです。しかもこの授業では多くのゲストスピーカーが学期中に来て、食に関する話題を幅広く話してくれる予定なのでとても楽しみです。
*写真は近所のマクドナルドで撮りました。店内にあった子供向けに置いてあったもの。日本で言うとガチャガチャのようなもの?テーブルといすには確かに色が使われていました。車が特に必要のないニューヨーク市内の生活、その中でも珍しく、貴重な!?ドライブスルー付きのマクドナルド。