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2007年05月 アーカイブ

2007年05月15日

ファーマーズマーケットとWICプログラム ~WIC Farmers’ Market Nutrition Program~

 春学期のテストがやっと終わりました。長いようであっという間の4ヶ月でした。気づいたら厚手のコートを着る日々を過ぎ、Tシャツや薄手の長袖で出かけられる季節に…。

 グリーンマーケットもすっかり春の陽気を匂わせています。寒い季節に凍える手でりんごを選ぶ時期が過ぎ、りんごの形や味からりんごの時期が過ぎていくのを感じます。りんごや野菜たちと一緒に色とりどりのお花が並んでいます。野菜もヤム芋やジャガイモに加え、アスパラガスやScallionと呼ばれる、ねぎの一種やほうれん草が並ぶようになりました。

 このような地元で採れた新鮮な野菜や果物をWICプログラム(Women, Infant and Children)という低所得の妊婦5歳までの乳幼児向けの栄養補給プログラムの参加者へ提供しようということで始まったWIC Farmers’ Market Nutrition Programというのがあります。今回はこのプログラムについて少しご紹介したいと思います。

 WICプログラムとは、乳幼児を健康に育てる事を目的に始まったプログラムで、受給者になると毎月USDA(アメリカ連邦農務省所管事業)が認定した栄養価の高い食品を購入できる無料クーポン券が発行されます。月あたり、野菜と果物の支給額は約1000円弱となっています。ニューヨークではクーポンよりも電子カードが使われていて、スーパーなどで買い物をする時にクレジットカードなどと同じように使用できます。この電子カードはファーマーズマーケットでも使用できるのですが、WICの参加者で実際にファーマーズマーケットで使用している人をまだ見かけたことがありません。以前にご紹介したフードスタンププログラムの電子カードを使用している人をスーパーで見かけることはあるのですが。低所得者が多く住む地区で開かれるマーケットに行けばWICの参加者に会えるのかもしれないので、機会があったら行ってみようと思います。

 ファーマーズマーケットに並ぶ野菜や果物を見ると、スーパーで売られているものとは違い、味の違いはもちろんのこと、色も鮮やかです。このWIC Farmers’ Market Nutrition Programのもう1つの目的は地元産物との栄養価の違いや小農家を援助することをWIC参加者に理解してもらうことです。素晴らしいプログラムだと思いませんか?少しでもファーマーズマーケットで買い物をするWIC参加者が増えるといいですね。

*写真はファーマーズマーケットのアスパラガスやお花です
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2007年05月16日

ブルックリン農場でボランティア!~Added Value in Red Hook, Brooklyn~

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 5月の初めにブルックリン地区レッドホックにある「Added Value」非営利団体が運営する農場で春学期に履修していた地域栄養学論を通してボランティアをしてきました。

 この日は天気がとてもよく、汗ばみ、日焼けをしながらも土や草花など自然に触れる事ができ、とても楽しく過ごせました。

 このAdded Valueは2001年に始まりました。活動は農場管理、ファーマーズマーケット開催、食農教育プログラムの実施等です。

 現在Added Valueの管理する約2.75エーカーのコミュニティー農場の前は公共のグラウンドでしたが、近くに新しく公共のグラウンドができてからは更地となってしまったため、コーネル大学や多くの人々の協力により農場を作ることにしたそうです。そして21世紀に活躍する若者達や住民によってコミュニティーの環境と健康の持続可能性を育んでもらおうという目的でできた「21世紀パーク」とも呼ばれる農場は2003年に出来上がりました。現在は約2,500人以上の人々が様々な形でボランティア活動をしています。

 Added Valueではティーンエイジャーが活動の中心になるというのが1つのモットーでもあるので、レッドホック地区に住む85人以上のティーンエイジャーが毎週、平均17時間以上Added Valueで働いています。彼らは彼らの家庭の収入の約30%と同じくらいの俸給を毎月受けています。

 約12人のクラスメイトが今回のボランティアに参加しました。まずはティーンエイジャーからどんな植物が植わっているか、肥料の説明、Added Valueの活動について説明を受けた後、雑草抜きや土を掘り返す作業をしました。植わっていた野菜はなす、数種類のレタス、トマト、ねぎ等でした。他にもパンジーなどの花も植わっていました。また肥料はもちろん農薬を使わず、ブロンクス動物園から寄付されたものを使っています。

 この農場で採れた野菜はファーマーズマーケットで住民やレッドホック地区の4つのレストランに提供されています。本格的な地産地消ですね。

 Added ValueではFood Changeという他の食農教育を推進する団体と一緒にブルックリン地区の学校に農の素晴らしさや重要さを学校で教えるべきとして、「Farm to School」(農と学校のつながり)という活動も行っています。2006年には250人の小学校1-2年生が農場見学に来たそうです。他にも子供達はこのプログラムを通して採れたて野菜を使った料理教室や食生態のサイクルについて学ぶことができます。

 他の活動としては、近辺のスーパーマーケットの品質改善などです。レッドホック地区には最近では若い夫婦などが住み始めていて、おしゃれなカフェ等ができていますが、低所得者が多く住む地域でもあります。近所で売られているものは、値段が高いわりに質の悪いもの(高脂肪・高砂糖を含む加工食品)が多いため、Added Valueでは、こういった店に質の高いもの、いわゆる新鮮な野菜や健康に良いものを置いてもらおうという活動も行っています。

 今回は朝10時半から2時半までの作業でしたが、改めて農作業は体力勝負であることを実感しました。植物を育てるのがいかに大変か、小農家が少ない予算でどれだけの時間をかけて栽培を行っているのかを考えると、もっとファーマーズマーケット等に貢献しないといけないと感じました。
またティーンエイジャーの顔が活き活きとしていたのもとても印象的でした。自然と触れ合う事の大切さを改めて実感した1日でした。

*写真は農場の一部、説明してくれたティーンエイジャーたちです。
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2007年05月20日

日本食in NY

 コロンビア大学周辺には日本食“風”レストランが私の知っている限り4件ありますが、どのレストランでも期待通りの日本食に出会える事が少ないのです。私が家庭で食べているものを注文しても味や見た目がまったく違う事が多いので、外人の人達に勘違いされたくないと思うことが多いのですが、こんな事を思うのは私だけなのでしょうか?

 ある日、中国人の友人が、アメリカの中華料理には油の使用量が多いと言っていました。もともと中華料理は油を多く使用しますが、中国人でもわかるほど、アメリカの中華料理の味付けは油っこく、アメリカ人向けに作られているというのがわかると言っていました。どの食文化もアメリカに来ると、アメリカ人向けになってしまうのでしょうか。

 私も日本食をレストランで頂く時に日本で頂く食事よりも甘みが強いと感じることが多いのです。日本人の経営する高級寿司店に行くと感じることはないお寿司のシャリもデリやスーパー、カジュアルな寿司店で頂く寿司のシャリの甘さにはがっかりする事もしばしばあります。以前、日本食レストランで働いていた友人によると、照り焼きソースやひじきの煮物などの煮物系は甘めに味付けをした方が好まれるそうです。

 先日、レストランで注文した酢の物が私が普段作るきゅうり、たこ、わかめの酢の物と全く違って出てきました。まぐろやサーモン、白身のお刺身がとても甘みの強い酢に浸かっていました。醤油味の期待しオーダーした唐揚げも数種類のスパイスにまぶされて、エキゾチックな唐揚げとして出てきました。
私が日本人経営と外国人経営の日本食レストランを見分ける時に比べるのが白いご飯の盛り付け方。日本人経営のレストランではお釜からよそったというように盛り付けられているのですが、外国人経営だと丸い型で抜いて盛り付けたのがわかります。

 日本食風レストランのメニューによくある弁当BOXに見られるのは唐揚げや魚を使ったメインディッシュ、サラダ、ご飯、カリフォルニアロールなどの巻物、味噌汁です。学校の周りのレストランの大半がこの組み合わせでした。
 
 私がいつか聞いてみたいと思っているのが、日本人経営ではない日本食“風”レストランを経営する外国人はどこで、どのように日本のお惣菜を習っているのかということです。本を参考にしたり、人に習ったりしてもやはり味付けが中国風、韓国風になってしまうのは、祖国の味を舌で覚えているからかもしれないと思ったりします。

 考えてみると、日本で頂くイタリア料理や中華料理は日本人の好む味付けにされていることが多いですよね。

 近いうちに外国人の友人に日本食を作る機会があるので、その時は味付けを変えず、ご馳走して反応を見てみたいと思います。

*写真はお弁当各種とご飯と味噌汁(ご飯の盛り方みてくださいね、ちなみにこの日本食レストランは中国人経営です。)

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2007年05月30日

韓国のカロリーメートとシリアル      

 今日からネパールへボランティアに行くために大韓航空を利用しました。〈ネパールについては次回お知らせいたします。〉大韓航空を利用してネパールへ行くと韓国で一泊しなくてはなりません。

 一泊と言っても夕方の4時過ぎに仁川空港 (Incheon International Airport)について翌朝7時には空港に戻らなくてはならなかったので、空港近くのホテルに滞在しました。ホテルの周りにはエンタテーメントがなく、近くにあった大きなスーパーマーケットを散策しました。

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 E-martというスーパーマーケットは食料品、電化製品、衣料品、日用品、医療品と全て揃っていました。小腹が空いたので食料品に行き、軽いスナックを探しました。おせんべいからスナック菓子、日本製のチョコレートなど様々でしたが、購入したのは韓国版カロリーメート“Calorie Balance”。味はチーズ味とフルーツ味の2種。私はフルーツ味を頂きました。値段は980ウォンだったので約100円くらい。日本のカロリーメートさえも10年以上食べていないので、興味本意で久しぶりに頂いてみました。やはりおいしくはありませんでした。

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 カロリーは4本(76g)で330Kcal、他の栄養素は全て韓国語で書かれているのでカロリー以外は理解できませんでした。また箱に書いてあるイラストからマンゴ、パイナップル、オレンジ、パパイヤが入っていることがわかりました。

 スーパーの中で他に気になったのはシリアル(コーンフレーク)。アメリカのシリアル売り場の1/4ほどでしたが、様々な種類が置かれていました。ケロッグから出ているものも、韓国ならではで黒ゴマ入り、穀物入りなど。

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 以前、私の学校のプログラムに一年間滞在している韓国の大学の教授と韓国と日本の朝食について話したことを思い出しました。韓国でも食事の西洋化が進んできて、朝食もご飯にキムチ、スープという伝統的なものからシリアルやパンに牛乳など西洋化してきているそうです。また食事の西洋化によって小児肥満の問題が同時に進んでいると話していました。

 教授の息子さん達も一緒にアメリカに来ていて、ご飯は食べても匂いが気になるからと言ってキムチを食べなくなり、シリアルに牛乳の朝ごはんにして欲しいとも言っているそうです。

 西洋化が進んでいるという韓国でも私が見た短時間の韓国滞在ではホテル近辺に並んでいるレストランを見ても全て韓国料理の店だったので、日本よりは進んでいないように思います。
ちなみに韓国からネパールへ向う大韓航空の機内食はビビンパでした。次回はネパールについて紹介します。

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