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2007年06月 アーカイブ

2007年06月09日

ネパールで栄養改善ボランティア vol.1

 日本の大学在学中にネパールの食文化について学んだのは10年以上も前。それからネパールに興味を持ちながらも一度も訪れた事がなく時が過ぎました。

 そしてここ1年でニューヨークの低所得者層の人びとと接する機会が多くなり、貧困、栄養、生活の質について深く考えるようになりました。一応・・・世界一の金持ちと言われるアメリカの貧困と発展途上国の貧困の違いを目で見たくなり、ネパールへの渡航を考えるようになりました。

 それから、どのようにして栄養改善のボランティアとしてネパールへ行けるかの下調べを始めました。アメリカのボランティア団体と日本の団体を探しました。

 最終的にボランティアを通してお世話になることになったのは特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン(Child Fund Japan)です。現地でお世話になったのはNutrition Promotion and Consultancy Service (NPCS)という首都カトマンズを本拠地としたNGO団体です。チャイルド・ファンド・ジャパンは財政面とNPCSの活動をサポートしています。NPCSはネパールの人びとの健康増進を栄養改善活動を通して行っています。活動場所はネパール各地です。

 今回は1週間の滞在でした。本当は3週間の予定でしたが、予定がうまく組めず今回は1週間でもボランティアできるのであればと思い渡航しました。

 ネパールへは韓国から飛行機で約6時間です。ネパールに入国するにはビザが必要です。ビザはネパールについてからでも空港で発行してくれます。空港にはホテルからのお迎えが来ていました。

 今回滞在したのは“ホテル・キド”というホテルです。日本人のちず子さんという方がホテルを管理しています。オーナーは別の方だそうですが。スタッフはネパール人ですが、みなさんとても日本語が上手で対応もとてもよくこちらが申し訳なくなってしまうほどでした。

 空港からホテルまでは車で約20分ほどでした。発展途上国に来たのは初めてだったので、車から町並みを見ていた時の自分がとても不思議でした。とにかくすごい交通量に排気ガス、ほこり。蒸し暑いので窓を開けていたのですが、あっという間に顔がザラザラになってしまいました。

 ホテルに到着してから早速NPCSのオフィスに向かいました。ホテルからオフィスまでは歩いて5分ほど。お家のようなかわいい建物をオフィスとするNPCSへ着くとスタッフの皆さんが「ナマステー」と出迎えてくれました。特にエグゼクティブ・ディレクターのロシャニさんは以前にも会った事があるかのように「やっと会えたわね!」と明るくはしゃぐ様に迎えてくれました。

 10人弱のスタッフの方々が集まり、オリエンテーションが始まりました。NPCSの紹介や活動の詳細を説明してくれました。

 NPCSは以前にUnited Mission to Nepal’s Nutrition Program (UMN)で働いていた人が集まり立ち上げました。UMNの栄養プログラムは1964年にShanta Bhawan 病院から始まりました。1972年には本格的に地域栄養活動が始まり、1992年に独立したプログラムになりました。

 NPCSの主な活動は正確な研究の収集、調査対象の村での栄養改善活動の強化、政府やNGOの協力により栄養問題の改善、健康に関する分野で働く人、母親、村での栄養改善活動メンバー、先生、生徒などへの栄養教育です。

 活動内容は素晴らしく、アイディアもたくさんあるのですが、資金面でのやりくりが困難で、調査も少しづつしか進められないのが現状だそうです。この1週間でNPCSの全体的な流れを見ることができました。これから数回はネパールについてお知らせします。

*写真はチャイルド・ファンド・ジャパンのマークとNPCSの看板と建物です。橋の下にある屋外マーケット

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チャイルド・ファンド・ジャパン
www.childfund.org
Nutrition Promotion & Consultancy Service
http://www.npcs.org.np

2007年06月10日

ネパールボランティアvol.2 -ネパールの食- 

 どこへ旅をしても必ず、その土地の食べ物を食べるのが楽しみの一つです。ネパール滞在中に食べた・飲んだ物をご紹介します。

 ネパールはお隣のインドの食事と似ているのではないでしょうか。私が頂いた食事も今まではインド料理ではないかと思っていたものばかりでした。

 滞在中によく頂いたのは:

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ダルバート:ご飯に野菜のカレー煮やダルと呼ばれる豆のスープ、ペースト状の辛いピクルスなどがつくセット。


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モモ:中華飲茶のショウロンポウのような形をしていて、鶏肉や野菜をスパイスで味付けしたものを皮で包んで蒸したもの。辛いペースト状のピクルスをつけていただく。


サモサ:つぶしたジャガイモやしょうがなどをスパイスで味付けをし、小麦粉で作った皮に包んで揚げたもの。


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チャ:Chhaと呼ばれ、温かいミルクティーなのですが、バッファローミルクで煮出し、砂糖と入れます。かなり甘い。
 
 他にもお菓子やスナック菓子など頂きましたが、どれもスパイスが利いていました。

 朝食ですが、私はホテルでご飯に味噌汁に数品の小鉢、そして玉子焼き、スクランブルエッグ又は目玉焼きをしっかり頂くことができたので、ネパールの伝統的な朝食を試すことはできませんでしたが、私はこのホテルの朝食で1日の栄養バランスを補っていたような気がします。村に行く時など朝がとても早い時には、梅干しとおかかのおにぎりと玉子焼きにお漬物など持たせてくれました。友達に聞いた所、ネパール人の朝食はChhaのみか小麦粉と砂糖で作った生地を揚げたものを食べたりするそうです。

 ダルバートの話に戻りますが、私の昼食はほとんど毎日ダルバートでした。どこのダルバートもご飯とダルは一緒なのですが、野菜のカレー煮の具が少しずつ違いました。ジャガイモがメインで、他の野菜はかぼちゃの葉と茎(かぼちゃの実だけではなく葉や茎も食べる)やほうれん草、にんじんなどでした。ペースト状のピクルスはトマトベースで作られているものがほとんどで、ゴーヤのスライスが入っているものもありました。ダルバートセットをレストラン等で頂くと高くても約200円くらいでした。

 ネパールではお肉は鶏肉とバッファローがメインで食べられています。普段あまりお肉を頂かない私もバッファローのカレー煮が出た時にはいただいてみました。牛肉のような感じですが、少し硬く、噛むのが大変でした。

 ネパール滞在中によく飲んだチャは、最初は甘すぎて飲み干すのに時間がかかったのですが、滞在の後半になると慣れてしまいました。蒸し暑いネパールでもネパール人が飲むお茶は温かいものばかりでした。沸騰させた水を飲むという習慣からなのかもしれません。

 カレーは好きなほうなのですが、毎日ともなると、だんだん飽きてきてニューヨークでいつも食べているアボカドとチーズをはさんだサンドウィッチが食べたくなり、スーパーへ行ったのですが、チーズが信じられないくらい高かったです。(ニューヨークで400円くらいのものが1500円くらいだったと思います)。また同じスーパーで見つけたレモンクッキーには「Japanese Technology」というサインが入っていました。日本の技術を使用したということだと思うのですが、たまに同じようなサインの入った品物を見かけることがありました。

 私が食文化を調べるときに気にするのが気候なのですが、今回のネパール滞在中にも気候と食文化の関係を考える事が多々ありました。例えば暑い場所だからこそスパイスを体に入れて汗を出す。でも体が冷えすぎないように温かいお茶を飲むなど。まだ試した食べ物・飲み物があるので、ボランティア経験と一緒に次回お伝えしたいと思います。

2007年06月15日

ネパールボランティア vol.3-ネパールの食②-  

 前回のネパールの食の続き、第2弾です。食べ物と食事情について少しお知らせします。

 ネパール人の多くは伝統的な食事(前回お伝えしたダルバートなど)やスナック(サモサなど)を食べていますが、種類は日本やアメリカに比べてとても少ないですが、スーパーに行くとポテトチップスやその他のスナックが売られています。

 食の欧米化が進んでいるとは感じませんでしたが、ネパールの裕福層の間では肥満や糖尿病の問題が広まっているそうです。街中にはスナック菓子の広告も多く見られました。

○インスタントラーメン事情

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 ネパールではインスタントラーメンが多く消費されていました。低体重や栄養失調の子供達とそのお母さん達を訪ねた時に聞いた食事内容で多かったのがインスタントラーメンでした。安くて手軽にできるからなのだそうですが、3食インスタントラーメンで育てられた6歳の女の子はガリガリでした。

 私の中ではインスタントラーメンはEmpty Calorie-栄養価のない物なのですが、インスタントラーメンの広告には「毎日のビタミンA」「たんぱく質源が豊富」「カルシウムが豊富」など間違った情報が記載されていました。これらの栄養素が入っていたとしてもやはり栄養価がないものだと思ったので、間違った情報だと思います。

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 ネパールではビタミンA、鉄分、ヨウ素不足が深刻です。インスタントラーメンやスナック菓子にビタミンAなどの用語を載せれば、栄養などの知識がない人びとはその情報を信じて購入してしまうだろうと思いました。これも食品会社のビジネス向上の戦略だとつくづく思いました。

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○ネパール人のカルシウム源“Mohi”

 ネパールではバッファローとゴート(山羊)のミルクが飲まれていますが、牛乳嫌いな私でもバッファローのミルクは紅茶とブレンドして飲むことができましたが、村で出されたゴートミルクはにおいがきつくて本当に飲むことができませんでした。

 ネパール人のスタッフによるとこのゴートミルク“Mohi”は栄養価のとても高いものでネパールの子供達はこのミルクを飲んで育つそうです。

○ネパールの果物

 ネパール滞在中に野菜・果物不足を感じました。毎日バランスの摂れた日本式朝食とダルバートを昼食に頂いていましたが、夕食がモモのみ(飲茶のようなのでお腹いっぱいにはなるのですが)だったり、豆粉で作った蒸しパンなどだったせいか滞在後半は貧血気味になってしまいました。

 ネパールでよく見た果物はバナナ、マンゴー、パパイヤ、ライチ、プラムでした。私が毎日食べていた果物はモンキーバナナと呼ばれる小さなバナナです。たまにライチも食べました。外で売られている果物は衛生面で問題があるので、なるべくスーパーで買うようにしていました。といってもあまり変わりはないのかもしれないのですが。

 しかし1日だけ本当に新鮮な果物“プラム”をたくさん食べる事ができました。栄養教育のためにKavreという村に行った時にプラム採りをしました。カトマンズ市内でプラムを見た時にとても食べたかったのですが、ネパール人のスタッフに不衛生・ハエなどを追い払うためにスプレーがまかれているので1つ以上食べてはいけないと言われていたので、1つでも食べる勇気がなく我慢していました。採れたてのプラムを食べたのは生まれて初めてだったのでとても嬉しかったです。味は新鮮で本当に甘酸っぱいというのを感じることができました。

 いろいろな食べ物に触れてしまいましたが、とにかくその国の食事情を見るのは本当に楽しいです。チョコレート(ダーク)が好きなのですが、ネパール産のチョコレートを試すのを忘れたのが心残りです。次回はボランティア内容についてお知らせします。

2007年06月20日

魚油からではなく葉っぱからオメガ3系脂肪酸を摂取!~Purslane-ユベリヒユ~

 今回はちょっとネパールから離れてNYのファーマーズマーケットで見つけたPurslane-パースレーンについてご紹介します。

 久々にユニオンスクエアのファーマーズマーケットに行って来ました。いつも行くコロンビア大学の前のこじんまりとしたファーマーズマーケットとは比べ物にならないくらい大きく、食材の選択も多くてうれしくなります。ユニオンスクエアのファーマーズマーケットにお店を出すには30年待たなくてはならないとか・・・・ 

 プラムやモモなどを購入した後は暑い気候には最高のグリーンサラダ(生の葉っぱたち)が食べたくなり、様々な種類のレタスや他の緑野菜を見て回りました。

 そこで見つけたのは「Purslane」と呼ばれる葉っぱ。学名はPortulacea Oleraceaと言うそうで、日本語ではスベリヒユと言います。

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 なぜたくさんある葉っぱ類からこのパースレーンに興味を持ったかというと、説明書きに「Omega-3やVitamin A,C and E」が豊富と書いてあったから。しかも一束1ドル!に惹かれて購入。

 一時期、オメガ3がたっぷり含まれている亜麻仁油(FlaxSeed)‐亜麻の種子に興味を持ち、料理等に使っていましたが、最近ではお魚から取るくらい。オメガ3はオメガ3系脂肪酸と呼ばれる不飽和脂肪酸で血中コレステロールを下げる役割や血の固まりにくくする働きがあるので心臓病予防にも効き目があります。お魚からも十分に摂取できると思いますが、水銀などの心配がある場合はやはり亜麻仁やくるみなどのナッツから取るのがいいかもしれません。

 栄養価の高いオメガ3が葉っぱから摂れる事が本当にうれしく、さっそくサラダを作ってみました。本当にシンプルでただ混ぜただけなのですが・・・

Purslane Salad Sesame Lemon Dressing
・パースレーン    好きなだけ        
・トマト        小1個              
・コーン        ¼カップ‐缶詰 
・黒豆塩煮      ¼カップ‐ヒヨコマメなどでも
・パルメザンチーズ   お好みで

~ドレッシング~
・タヒニ‐ゴマペースト 大匙1(パースレーンの量による)
・レモン汁        大匙1‐2
・マスタード       小匙2
・塩&こしょう      好みの量
・乾燥ハーブ(タイム、バジル、パセリなどお好みで)

〈作り方〉
1.パースレーンを良く洗って好みの長さに刻む(私は2㎝弱くらいに)。トマトはぶつ切り。

2.コーンは軽く洗ってフライパンでちょっと焦げ目がつくまで炒る。

3.黒豆の塩煮は以前に作っておいた残り物。汁気を切る。

4.ドレッシングは全てを混ぜるのみ

5.ドレッシングとパースレーンを混ぜて、味を馴染ませる。馴染んだらトマト、コーン、黒豆を混ぜる。

6.最後にお好みでパルメザンチーズをかけてください。


パースレーンの味ですが、甘味があり、少し粘りがあるので、つるなを思い出しました。もっと雑草のような味がするのかと思いましたがそうでもなく、天ぷらやお浸しにしてもおいしいかもしれません。

今度はどんな葉っぱを料理しようか・・・・楽しみです。

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