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“The Science Barge ”-持続可能な都市農園

 今回もネパールボランティア報告ではなく都市農園についてお伝えしたいと思います。

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 ニューヨークのNPO環境保護活動団体“ニューヨーク・サン・ワークス‐New York Sun Works”によって開かれているハドソン・リバーに浮かぶ平底の荷船“Science Barge”のツアーに参加してきました。コロンビア大学からも地球や環境に携わる研究員がこのプロジェクトに参加していています。サイエンス・バージのツアーの目的は1人でも多くの人に自然のエネルギー利用、気候の変動、“Sustainable”持続可能な暮らしについて理解してもらうことと、次の目標としてこのシステムをニューヨークに立ち並ぶビルの屋上や学校に徐々に取り入れることだそうです。通常は農業や都市開発に関わる人達向けに行われているそうですが、一般の人達にも公開して理解をしてもらうために今年5月から10月までツアーが行われています。

 Bargeとは荷船のことで、小さなスペースに太陽電池や小型風力発電機を取り付け、燃料はバイオディーゼルや廃棄植物油、グリーンハウスと呼ばれる温室で作物を栽培しています。このような太陽熱、風力、バイオ燃料によって二酸化炭素排出量を削減できます。

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 温室の中の作物は水耕栽培で、土壌は使いません。水耕栽培は水、無機養分、酸素の供給などが揃っていれば作物栽培が可能です。Bargeの温室ではハドソン・リバーの水と雨水を循環させて作物を栽培しています。トマト、きゅうり、ペッパー類(大きいピーマン)、レタスや水菜など葉ものが全て無農薬で栽培されています。肥料も海水の成分を利用してできたものを使用していました。作物も育つのが早く、きゅうりは1日に20cm伸びるそうです。ただ、根菜類の栽培はまだ試していないそうですが、土壌が必要なので、難しいと言っていました。

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 この温室システムをニューヨーク市のどこかに5千ヘクタール位取り入れることができれば、ニューヨーク市民が食べていけるだけの農産物を生産できるのだそうです。このシステムは環境にいいだけではなく、フードマイレージの距離が縮められ、コストもかかりません。地産地消と二酸化炭素削減の指針になります。トマト1個ができるまでに必要な資源をアメリカ国内産のトマト サイエンス・バージのトマト
を比較して例に挙げてみると:


       アメリカ国内産のトマト     サイエンス・バージのトマト

二酸化炭素排出 3/4パウンド (340g)        なし
水の使用量 8ガロン (30.3リットル)      2ガロン(7.5リットル)
土地のサイズ 0.7平方フィート       0.1平方フィート
農薬            300mg         なし
燃料        1/2オンス(14g)‐ディーゼル   1/2オンス‐バイオディーゼル


 サイエンスバージ内の建物や床、ベンチも全てリサイクルです。木や鉄ではなく、全てプラスチックで作られていて、これも持続可能なものです。限られた資源でこれだけのことができるのは素晴らしいと思いました。

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 ちなみにできた作物はどうしているのかと聞くと、セカンドハーベスト(生活困窮者に食事を提供する団体)やフードパントリーに寄付しているそうです。

 ニューヨークの大都市でも新鮮な地元の食べ物を食べられ、環境保護にもつながるなんてとても素晴らしい事だと思いました。本当に応援したい団体の1つです。お天気も良かったので、お隣のニュージャージー州を眺めながらツアーに参加できたのもよかったのかもしれません。ツアーは10月までなので、ニューヨークにいらっしゃる方は是非参加してみてください。

New York Sun Works
http://nysunworks.org/

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コメント (2)

asd:

日本の東京でパイプ植栽をやっている団体がありました

ここではクワイという農産物を生産しています。

asako:

asdさま、クワイ、懐かしいです。おせち料理に使われますよね。情報ありがとうございました。

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2007年07月03日 02:03に投稿されたエントリーのページです。

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