Gluten Free Food グルテンフリー食品
日本にいた時にはセリアック病(Celiac Disease)について詳しい事は知りませんでしたが、アメリカに来てからセリアック病患者が多いことに気づきました。アメリカでは100人に1人がセリアック病患者だそうです。
セリアック病とは小麦やライ麦などに含まれるたんぱく質の1つグルテンに対する自己免疫疾患です。セリアック病患者がグルテンを摂取するとたんぱく質によって小腸内膜がダメージを受けます。そのためガス、下痢や消化不良による胃腸の不快感という症状が出ます。また、小腸の栄養吸収がうまく行われないので貧血症やビタミン不足を招きます。
アメリカではセリアック病患者のための食品が多く販売されています。そのような食品には必ず“グルテンフリー(Gluten Free)”と書かれています。スーパーマーケットの食品を見ていると、グルテンフリーの食品が多いので、セリアック病の人の食生活は難しくないかもしれません。しかし外食をする時には細心の注意を払わないといけないと言われています。グルテンフリーとメニューに書かれていても揚げ物や炒め物の時に小麦粉をまぶしている場合等もあるからです。特に加工食品には気をつけなくてはならないそうです。
私の友人もセリアック病を持っています。友人の場合は軽い方なので、グルテンが含まれた食品をたまに食べても大丈夫だそうですが、パスタなどを食べ過ぎるとお腹が膨らみ、胃腸の不快感が2~3日続くそうです。彼女の場合、社会人になってからセリアック病だということに気づき、大好きなパンや焼き菓子を買うのにも気を使わなくてはならないのが大変だと言っていました。
先日、セリアック病の人のためのニューヨークのレストラン情報がニューヨークタイムズで紹介されていました。
Risotteriaというウェストビレッジ地区にあるイタリアンレストランではグルテンフリーのピザや砂糖を使用しないフルーツパイなどのメニューが充実しているそうです。
グルテンフリーのピザやパンを作るときには工夫が必要です。Risotteriaのオーナーは有機化学のバックグラウンドを持つそうで、6ヶ月の研究と工夫を重ねてグルテンフリーでも美味しいピザやパンが焼けるようになったそう。キサンタンガムを使用して他の粉との混ぜ具合をよくする、グァーガムは生地の弾力性を保ち、ゼラチンでしっとりさを出すそうです。手間がかかるのと同時にコストが従来のピザやパンの原材料よりも5倍以上かかっているとのことです。
もし私がセリアック病患者だとして、ピザが食べたいと思っても、食品添加物に気をつけているのでキサンタンガムやグァーガムが使われていると聞いたら食べるのを躊躇してしまうかもしれません。
アッパーイーストサイド地区にあるGourmet Landという中華料理レストランでも50種類のグルテンフリーメニューを開発したそうです。中華料理は醤油や飲茶などグルテンを使用するメニューが多いので小麦粉の代わりにコーンスターチを使用したりと工夫をしているそうです。
病気の事を気にせず外食が楽しめるのは、とても嬉しい事ですよね。グルテンフリーメニューのあるレストランの紹介ウェブサイトやセリアック病患者のブログなどでも安心して外食ができる情報を得られます。
このような記事を読んでいると、興味本位でグルテンフリーメニューがあるレストランに行って見ようかななんて思うのと同時に自分が健康であり、何でもいただける事に感謝です。
*キサンタンガムとは増粘安定剤。食品添加物の増粘多糖類として表記されている
*グァーガムとは水溶性の食物繊維のことでこれも食品添加物(安定剤、増粘剤など)として使われている。
*写真はグルテンフリーのパスタ。主な原料は米粉とポテトスターチでした。

New York Times “For The Gluten-Averse, A Menu That Works”
http://www.nytimes.com/2007/07/25/dining/25glut.html?_r=1&pagewanted=all&oref=slogin
グルテンフリーレストラン情報
glutenfreerestaurants.org
ニューヨーク:グルテンフリー情報
http://www.geocities.com/glutenfreenyc/home
glutenfreenyc.blogspot.com
イタリアンレストラン“Risotteria”
http://www.risotteria.com/
中華料理“Gourmet Land”
http://www.gourmetlandny.com/


















