アメリカでは年齢や性別によって摂取量は異なりますが、だいたい平均して野菜は1日に2~3カップ、果物は1~2カップが望ましいとされています。日本の「健康日本21」の基準は野菜を350g摂るのが望ましいとされています。
しかし実際に実践するのが難しいと思う方が多いかもしれません。栄養教育プログラムの参加者から野菜と果物の摂取を増やすのが難しいと言う声を聞きます。
果物摂取を増やすのは野菜より簡単かもしれません。りんご1つ、バナナ1本など、皮をむいて、りんごの場合はそのままかじられるなど(アメリカ人を見ていると、りんごを洗ってそのままかじる人が多い)、手軽に食べられるからです。野菜でもレタスやトマトは果物と同じように生で食べられますが、ブロッコリーや茄子など、火を通さなくてはならないものなどは摂取量が伸びにくいようです。こちらではブロッコリーもカリフラワーも生で食べている人が多いのですが・・・・。
それでは、野菜と果物の摂取量を増やすにはどんな工夫が必要なのでしょうか?
1.料理を習う
2.野菜・果物のジュースで補う
3.クッキーやクラッカーなど野菜と果物が原料に使われている加工食品で補う
4.サプリメントで野菜や果物に含まれる栄養素を補う、など・・・・
私も学校が忙しいので、図書館に篭る時は野菜ジュースを摂ったりしますが、なるべくシンプルでも野菜を料理するようにしています。日本でも多く野菜ジュースは販売されていますが、野菜ジュースには手軽にミネラルなどの栄養素を摂れるという利点があり、本当に忙しい時には優れものです。しかし、製造工程でビタミンCや食物繊維などの栄養素がかなり減っているのと、数種類の野菜が混じった野菜をコクッと一気に飲んでしまうのは簡単ですが、せっかく野菜や果物そのものが持つコクやうまみを味わえることができません。やはり野菜そのものを摂取した方がよいでしょう。
先日、栄養関係の知り合いから、ナビスコ社の商品の“Garden Harvest Toasted Chips”を頂きました。このチップスと言ってもクラッカーのようですが、種類が4種類-ミックス野菜、りんご&シナモン、トマト&バジル、バナナです。私はトマト&バジルとバナナを試しました。
トマト&バジルのパッケージには「1日の野菜の摂取量の1/2サービングが取れる&100%全粒穀物」と書かれていました。バナナも同じで、「1日の果物の摂取量の1/2サービングが取れる&100%全粒穀物」とのこと。このチップスを28g(16枚)摂れば1日の野菜・果物摂取量の1/2サービングが摂れます。私はクラッカーやビスケット類が大好きなのですが、久しぶりにあまりおいしくないチップスを食べたと思いました。これで野菜や果物摂取ができるなら、ジュースで摂った方がいいとも思いました。
このチップスのプラスな面は全粒穀物を使っていて、原材料となっている野菜・果物ピュレと一緒に摂れる、ポテトチップスよりは健康的という面でしょうか。マイナス面とはやはり味がイマイチ、カロリーや通常の野菜・果物摂取より高い、値段も高い。28g(16枚)中カロリー120kcal、脂質は30g前後。パッケージを見ると食物繊維やビタミンAも豊富と書かれています。
このような加工食品を摂るのは簡単ですが、栄養に関する知識がない人へ野菜や果物の摂取量を増やすように教育するためには、新鮮な野菜や果物をたべなくてもこういったスナックからでも摂取ができると勘違いしないように栄養教育をしなくてはならないな、と食べながら思いました。
写真はGarden Harvest Toasted Chipsのパッケージとチップス


米国ナビスコ社のGarden Harvest Toasted Chipsのサイト
http://www.nabiscoworld.com/gardenharvest/