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2008年01月 アーカイブ

2008年01月14日

小豆三昧 ~めでたい小豆が腎臓に良い~   

 「新年明けましておめでとうございます!」今年もどうぞよろしくお願い致します。更新が遅れて申し訳ありません。日本で3週間ほどゆっくりしてきました。   

 おいしい食べ物に囲まれ、湯船につかり、こたつでうたた寝など、学期中とは正反対のリラックスした生活を送っていたのですが、ニューヨークに帰る飛行機の中で熱を出してしまいました。いつもは風邪を引きそうだと感じたら、運動をして汗を出して防ぐのですが、今回は運動もせずに大食を続けていたからかもしれません。

 ところで、今回、日本で一番よく食べたのは小豆かもしれません。もともと好物ではあったのですが、体が確実に欲していたのがわかりました。「小豆が腎臓に良い」と聞いたことのある方も多いかもしれません。なぜ私の体が欲していたのかと言いますと、私はもともと腎臓が強くなく、睡眠不足やストレスなどいろいろな要因が腎臓に負担をかけていたからかもしれません。特に腎臓のために食事療法をきちんとするまでではないのですが、塩分の摂り過ぎ(カリウムとナトリウムのバランスが崩れる)、水分を摂りすぎると、顔と体がむくみます。私には1日何リットルの水を飲む健康法などは適しません。体に聞きながら適量を飲んでいます。

 外食や不摂生が続くと、体がむくみやすくなります。その時はむくみを取るのに効果のある小豆を食べます。即効性を要する時にはマッサージをしますが、明らかに腎臓や肝臓が疲れていると感じた時は小豆を煮ます。特に煎じた煮汁に効果があります。

 小豆にはビタミンB1(チアミン)とB2(リボフラビン)が多く含まれており、血液浄化作用、利尿作用を促進する働きがあり、便秘にも効果があり、体全体の毒素を排泄してくれます。そして常食すると慢性疲労の回復にも繋がると言われています。

 ビタミンB1が不足や白米の多食は脚気につながると言われていますが、B1を多く含む小豆が白米に足りないB1を補ってくれるので、一緒に炊いていただくとバランスが取れるという昔からの知恵は、おめでたいだけではなく、栄養のバランスもきちんと考えられて素晴らしいと思います。

 先学期に履修した栄養生化学II によると、B2のリボフラビン不足は、舌や口内の炎症や充血、むくみ、虫歯、皮膚炎の原因になると言われています。そのためB2が豊富な小豆を適量摂取すると、こういう症状も緩和できます。以前、小豆の煎汁や小豆の粉で洗顔すると肌がすべすべになると聞いたことがありますが、みなさんは聞いたことがありますか?

 日本に帰ってから真っ先に作ったのは「小豆かぼちゃ煮」でした。作り方はマクロビオティックを実践していた時と同じ作り方ですが、砂糖は使わず、水と天然塩だけで小豆とかぼちゃを煮ます。塩の量を減らして作りました(普通は小豆3カップに塩小さじ1ですが、私はその半分以下で作ります)。お砂糖を入れなくても、塩だけで十分な甘味が出ます。なるべく高級品の小豆を使う方がふっくら炊けます。

 外でのティータイムも最初に訪れるのはチーズケーキやタルトなどが頂ける西洋カフェに行くのですが、今回は真っ先に和菓子専門店のカフェに入り、あんみつと粒あんのお饅頭セットをいただきました。一緒した母親の小豆たっぷりの「粟ぜんざい」も美味でした。お砂糖たっぷりでは意味がないのでは?と思うのですが、たまにはこういう楽しみも必要です。

 3週間、よく飽きずに小豆を常食できたと思うのですが、ニューヨークから持ち帰った疲労も取れ、むくみも取れました。最近は「あずき茶」というのも販売されています。

 ニューヨークに戻ってからも小豆を煮ています。日本食品店で購入するのではなく、自然食品店で売られている「オーガニック・アズキ」を使用しています。

 現在の発達した医学も素晴らしいと思いますが、昔からの知恵も大切にうまく取り入れて、健康的な生活を送りたいですね。

写真はお気に入りの和菓子店の「そば饅頭」と栗きんとんをアズキで包んだもの。

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2008年01月21日

ピープル・ツリーのフェアトレード・チョコレート 

 以前、フェアトレードのチョコレートについてご紹介したことがありますが、今回も関連した新情報をお伝えします。

 お正月休みに日本で親友に会った時、環境やフェアトレードの話になりました。彼女は本当にナチュラルで素敵な大学時代からの友人です。チョコレートが大好きな私達はチョコレートの話で盛り上がりました。その時に友人のお気に入りのフェアトレードのチョコレートの話になり、ピープル・ツリーのフェアトレード・チョコレートを教えてもらいました。

 ピープル・ツリーはおしゃれなオーガニックコットンのお洋服やフェアトレードの雑貨を紹介、販売していて、ウェブサイトを時々拝見させて頂いていましたが、チョコレートについては知りませんでした。後日、プレゼントやチョコレートを購入するため、ピープル・ツリーの表参道店へ行ってみました。さっそくオーガニック・スーパービターとレーズン&カシューナッツのチョコレートを購入しました。

 このフェアトレード・チョコレートの販売するきっかけになったのは、ピープル・ツリーの代表者のサフィアさんがチョコレートの出来上がるまでに農家の人々が苦労を強いられているということを日本の人たちに知ってもらいたいという気持ちからだったそうです。

 ピープル・ツリーはスイスのフェアトレード団地ア「クラロ」を通じてボリビアの「エルセイボ」というカカオ栽培の農業協同組合と提携していて、フェアトレード・チョコレートの原料のカカオは「エルセイボ」のものを使用しています。また砂糖はフィリピンのネグロス島の人たちが伝統的な製法で作った栄養価の高いマスコバド黒糖を使っています。詳しくはピープル・ツリーのウェブサイトに訪れてみてください。

http://www.peopletree.co.jp/index.html

 ピープル・ツリーのスタッフの方々が時間をかけて一生懸命に作り上げたチョコレートについてお分かりになれるかと思います。

 フェアトレード・チョコレートはオーガニック・スーパービター、オーガニックビター、ミルク、へーゼルナッツ、オレンジ、ホワイトクリスピー、とレーズン&カシューナッツの7種類があり、一枚50gで価格は250円です。私が購入したオーガニック・スーパービターはカカオが85%も含まれています。このスーパービター・チョコレートには食べやすくするために砂糖は黒糖ではなく糖度の高いパラグアイ産の白砂糖が使用されています。私好みの苦味が強い(でも食べやすいです)チョコレートです。

 生産者や原料がわかると安心して、しかもピープル・ツリーのフェアトレードに対する情熱と活動には頭があがりません。さらに感謝していただく気持ちがさらに深くなります。これからも是非応援したいと思います。

 写真は購入したチョコレート。包装紙の裏にはフェアトレードについてと生産者が写真入で載っています。

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2008年01月25日

春学期が始まりました ~Spring 2008~

 今週から春学期が始まりました。今学期は3科目を履修するのですが、登録栄養士の受験資格を得るためのインターンシップも始まります。3科目とは栄養カウンセリング方法を学ぶ(Nutritional Counseling), 現在の栄養関係の文献や研究を分析するクラス(Analysis current literature and research nutrition),と栄養士インターンシップについて学ぶクラス(Dietetic Internship Module I)です。

 12ヶ月間のインターンシップは3つのパートに分かれています。1月後半から5月前半は“Community practice”でエイズ患者をサポートするセンターなど、病院を含めて専門の分野の場所で主に栄養教育をします。5月半ばから7月までは“ Food Service practice,”で食品業界、学校のカフェテリアなどで経験を積みます。最後の“Clinical practice”は臨床経験をするために病院で働きます。このインターンではお金を頂くことはできません。こちらがお金を払って、多くの経験と実践を積み、スーパーバイザーからアドバイスを頂きます。このインターンシップが終わると国家試験を受けて合格すれば、晴れて米国登録栄養士の免許がもらえます。コロンビア大学の栄養士インターンシップのテスト合格者率が97%と平均の88%をはるかに上回っていて先生からは絶対にパスさせて見せるわと励ましの言葉を頂きましたが、かなりのプレッシャーです。

 来週から始まるCommunity practiceの期間中に3つの場所で1ヶ月ずつ経験を積みます。先生から渡されるリストの中から行きたい場所は5つ選び、その中から3つが選ばれます。全ての希望が通るのは難しいですが、最初の2つは通りました。3つ目は通らなく、5つめの希望先が3つの内の1つになりました。

 2月はブルックリンにある腎臓透析センターに行きます。3月はマンハッタンの病院の雇用者へのウェルネスプログラムを管理するためのセンターへ、そして4月から5月までは摂食障害を管理するセンターへ行く予定です。1週間に20時間で、3ヶ月で300時間働くことになります。先方の予定がうまく組めず、ブルックリンの腎臓透析センターでは80時間しか働くことができないので、来週1週間はコロンビア大学のウェルネスプログラムで働きます。

 実践が大きく関わってくるので、今まで学んできたことを活かせる時です。前回、小豆が腎臓によいという記事をご紹介しましたが、腎臓に興味があるので、腎臓透析センターでの経験が楽しみなのですが、センターの私のスーパーバイザーになる方から腎臓に関する質問が30問近く届き、聞いた事がない言葉などが並び、腎臓病の症状もとくに深く追求されて質問がされているのを見た時には少し不安になりました。また彼女から「あなたにとってとてもチャレンジな経験になると思うけれど、本当に素晴らしく楽しい経験にもなりますよ」というメッセージを受け取りました。もっとラクなのにしておけばよかったと思いましたが、厳しいくらいの方が私にとってよいことなので、頑張りたいと思います。

 これからはインターンシップについて紹介することが多くなりそうです。楽しみにしていてくださいね!

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