前回少しだけ紹介したクリントン財団(ビル・クリントン前大統領)と米国心臓協会が共同で小児肥満問題に真剣に取り組むために設立された「Alliance for a Healthier Generation」について。
クリントン前大統領は2004年に心臓の4重バイパス手術(quadruple bypass surgery)を受けてから健康的な生活がいかに大切で、米国の深刻な小児肥満問題を予防できるかと積極的に発言をするようになりました。そして米国心臓協会と共同で連合体を設立しました。彼らの目標は:
-2010年までに肥満の増加を阻止する。
-2015年までに小児肥満者数を減らす。
現在1200万人の子供が深刻な過体重であり、今後5年で更に20%肥満児が増加すると予想されています。これ以上深刻さを増さないために、米国には小児肥満問題に取り組んでいる、このような連合体が数多くあります。
現在、この連合体が取り組んでいるプログラムは4つ。1. Healthy Schools Program (健全な学校を目指すためのプログラム)、2. Industry Program (食品業界などが提携して学校内の食事、スナックの改善を手伝うプログラム), 3. Kids Movement (子供たちに健康への道(運動や健康的な食の推奨)を導く), 4. Healthcare Program (医者、看護婦、栄養士、保険会社などを含めた医療関係に携わる人達による小児肥満予防への協力)。
1のHealthy Schools Programは全米の数多くの学校の活動をオンライン、参加型活動の両方を通して健康的な食の提供、運動の機会を増やす、健康的な生活へ導くための教育をサポートしています。
援助団体の1つである、ロバート・ウッド・ジョンソン財団はHealthy Schools Programのために8億円を提供し、その後プログラムの規模を拡大させるために肥満率の高い8000校のプログラムを充実させるために20億円を与えたそうです。参加校は無料でこのプログラムが受けられます。
Healthy Schools Programの中のThe Go Healthy Challenge(健康になろう!) と言うオンライン、放送を使用したコミュニティーが基盤のプログラムが子供たちの健康的な生活を促進しています。 このプログラムにはNBA(全米プロバスケットボール協会)や子供番組専門チャンネルのNickelodeonなどが小児肥満防止対策に携わっています。
学校内に健康的な食事を提供のために、コカコーラ、キャドバリー、キャンベル・スープ、ダノン、クラフト・フーズ、ペプシなどの食品業界も協賛しています。私の学校のプログラムで批判されている会社ばかりなのですが・・・・。
この連合体は内容が充実していて、肥満率が深刻な学校だけでなく、全米の全ての学校がプログラムに応募し、無料で参加できます。参加が決まるとウェブサイトからだけではなく、直接カウンセリングが受けられるのも魅力的です。この素晴らしいプログラムに多くの学校が参加して、子供の健康問題が改善されるといいですね。
このような連合体を通して、少しでも多くの子供達が大人になっても健康体を維持でき、その有難さを感謝できるようになって欲しいです。
*写真はこの連合体のパンフレット
http://www.healthiergeneration.org/
*Alliance for a Healthy Generationのウェブサイトを見ていただくとわかるのですが、ゲームや学校内の栄養・健康プログラムを行うためのツールが無料でダウンロードできます。