毎年4月に2日間、私の学校の栄養教育プログラムとBaum Forumと言って食と農業を課題に健康や食のシステムなどをテーマに会議やセミナーを定期的に開催するプログラムが共同でカンファレンス(会議)を行います。先週の金曜・土曜に第3回目が行われました。
今年のテーマは「学校内の食とコミュニティー」について。昨年は「学校、食、ガーデニングを通して健康的な未来を築きあげよう」というテーマでした。私は昨年と同様、クラスの一環でボランティアをしました。
この会議には約32のグループが参加しました。内容はニューヨーク、又は近郊で採れる食料を使った料理実演、学校の庭での作物栽培について、各地域の子供との栄養教育について、農家の人が行う子供たちへの食教育、政府関連のワークショップでは小児肥満予防対策について話し合いが行われるなどとにかく話題は盛りだくさんでした。
私もいくつかワークショップに参加しましたが、中でも私が以前から興味を持っていたクリントン財団(前大統領)と米国心臓協会が共同で小児肥満予防に取り組む団体「Alliance for Healthier Generation」がワークショップを開催してくれたのがとてもうれしかったです。これについては次回ご紹介します。
他に面白かったのはセサミストリートのプロダクションが来て、子供たちに歌や人形で栄養教育をする内容を公開してくれました。
また「Two Angry Mom」(2人の怒っているママ)というコネチカット州にあるお気に入りの団体も参加しました。発起人のエイミーさんとスーザンさんが自分たちの子供が学校で栄養価の低い給食を食べている現状を知り、ショックを受けて全米中のお母さん達(お父さん達又はケアしている人)に声をかけて学校給食の内容改善を求めて始めました。2人は全米の学校を周り学校給食の様子や学校給食に関わる食品産業にインタービューした時の様子、スクールガーデンなどのフィルムを取り続け、学校給食改善を中心に政府(特にUSDA‐米国農務省)、栄養教育者、学校の先生や食業界に訴え続けています。問題提起先は学校の地区ごと、町や市、州など、場所によって違うそうです。以前この団体に日本の給食について記事を書かせていただいたのですが、参加者がどんどん増えていて、影響力のすごさに驚きました。
メインの土曜には昼食が出るのですが、それも素材と調理法をこだわったメニュー。昨年までは紙皿とプラスチックナイフを使っていましたが、今年からは環境のことを考えて陶器のお皿にシルバーのナイフにフォークを使用しました。メニューはグリーンサラダ、マッシュルームのスープ、グリル野菜のサンドイッチ、ターキーとクランベリーソースのサンドイッチ、数種類のパスタ、アジア風ヌードル、チーズ、ニューヨーク州の農家からのりんご、添加物なしのクッキー、ヨーグルト。私はターキーのサンドイッチとサラダ、りんご、オートミールをランチにしました。
会議の最後にはティーンエージャーの農業体験と食に関する考えについて発表会があり、その後はオーガニックワインとスナックで閉会しました。
一定の時間に4つのワークショップが行われるので、参加したいワークショップが二つ重なっていると、半分ずつ参加するか、どちらかをあきらめなくてはならないのですが、今回はうまく予定が組めて、興味があるものに参加できました。少しは知識が増えたといいのですが・・・
Baum Forum
http://www.baumforum.org/
*写真は会議のパンフレット、おいしそうに見えないのですが、ターキーサンドイッチ、スナックに配られるカットされたにんじんの袋詰め、農家直送のりんご。
コメント (2)
こんばんは。
今回も興味深いコラムでした。クリントンさん(旦那)が子供肥満防止に力を入れていることは知っていました。ジャンクフーズばかり食べていたから、小さい頃からずっと太っていたそうですね。お母さんが看護婦して、おばあさんに育てられたからどうしても食べるものも孫に嫌われないように甘くなりますもんね。現在は、ほとんどのお母さんが働いて、多くはシングルマザーで収入が少ないから、結局ジャンクフーズやインスタントのものを買わざるおえない。子供が太る、病気だ、でも保険に入っていない、治療費が高い。そんな解決のないサイクルですよね。給食で栄養のバランスのいいものを出すと言うのは、国家、自治体の責任にもなってくると考えます。コロラドのデンバーあたりで、給食に真剣に取り組んでいる自治体があるとテレビで見ました。とても意義がありますね。是非、あさこさんもニューヨークに残られるのか、わかりませんが、世の中にためになるお仕事して欲しいです。
投稿者: Omori | 2008年04月16日 21:26
日時: 2008年04月16日 21:26
omoriさまー、とても貴重な情報をありがとうございました。アメリカ人一人ひとりの働きかけが違うのかと思います。とても積極的です。私の学校ではどんどん政府に手紙を書くように言われ、何通かすでにヒラリーさん宛てなどに送っています・・・。NYで働きたいと思っていますので、もっとがんばらなければなりませんね・・・。温かなコメントありがとうございました。
投稿者: Asako | 2008年04月19日 16:48
日時: 2008年04月19日 16:48