アメリカに来てから甲状腺機能低下症という病気名をよく聞くようになりました。この病気は甲状腺ホルモンの分泌が低下し、活動が低下する代謝内分泌疾患の一つです。診断方法は簡単で、甲状腺機能の異常は甲状腺ホルモンと甲状腺刺激ホルモンの血中濃度を調べればわかります。機能低下症の特徴は甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が高くなることです。アメリカでは10以上が異常と見なされますが、患者1人ひとり体質が異なるため、数値が3の人でも他の症状などから判断して甲状腺機能低下症と診断されることもあるそうです。しかし数値が3~5の患者さんにはなるべく薬を処方したくないお医者さんが多いそうです。薬の服用によって甲状腺機能亢進症の症状や他の甲状腺の病気を導く可能性もあるからだそうです。
実は私も今年に入ってから甲状腺機能低下症の疑いがあるのではないかと言われ、検査をしました。検査の結果、数値も3以下で異常はなかったので安心しましたが、この病気の症状のほとんどが当てはまったので異常がなかったのが不思議でした。症状とは疲れやすい、急激な体重増加、顔や体のむくみ、筋肉や関節の痛み、皮膚の乾燥、髪の毛パサつく、忘れっぽくなる、躁鬱状態になることがある、汗をかけないなどです。私は汗をかけないという症状とは反対に甲状腺機能亢進症の症状に近いほど、汗をかく量が増えました。
お医者さんの予約が取れるまでと、検査結果が出るまでは、不安でしょうがなく、一生、薬を飲まなくてはならないのかなどと落ち込みましたが、同時に食事で症状が良くならないものかと必死に調べ、実践しました。今回の結果は大丈夫でしたが、これからもストレスや睡眠不足が続くなどの生活がしばらく続くので、将来のためにも健康な甲状腺を保つために効果的な食べ物をきちんと摂り続けたいと思います。食事の内容をこの病気の治療をしている方、多くの女性の方の予防としてご紹介します。
-ヨードの摂取量を増やす:海草やシーフードにも含まれるヨードは甲状腺ホルモン生産に必要な微量元素です。1日に必要とされる量は150マイクログラム。しかし、この基準は日本人には多いと思うので、日本の基準に合わせてください。
-セレニウムの摂取:セレニウムも甲状腺ホルモン生産に必要な栄養素です。1日55マイクログラムの摂取が理想的。主な食べ物はマグロ、米、ブラジルナッツ。
-大豆摂取を控えめに:これにはちょっと驚いたのですが、大豆に含まれるイソフラボンが甲状腺ホルモンの生産と使用を妨げるそうです。1日50mg以下の摂取が好ましいとのこと。
-ストレスをためない:ストレスによって体内で生産されるステロイドが甲状腺刺激ホルモンを妨げ、それが慢性の心配性やうつ病の原因になるそうです。精神的な障害が甲状腺機能異常を導く原因に大きくつながるそう。
-オメガ-3脂肪酸の摂取:魚に多く含まれるオメガ-3脂肪酸は細胞粘膜の維持にとても重要で、甲状腺ホルモンを体内に輸送するためにも必要だそうです。
以前は高齢者、特に女性に多く見られた甲状腺機能低下症ですが、最近では20代や30代の発症も珍しくないそうです。友人も30歳の時に診断され、それから10年経った今でも薬は飲み続けていますが、とても元気です。今回の一時的な不安から健康の有難さをしみじみ感じました。
*写真はブラジルナッツ。アーモンドなどの他のナッツ類に比べて大きいので少しの量を食べるだけで満足です。
コメント (5)
外国で病気になるって、本当に不安ですよね。体だけでなく、気力まで失せてしまうし。
外国で暮らす私たちは、知らず知らずのうちに、小さなことでもストレスになっていることがあるのですよね。私が体調を崩し始めたのが30代半ばでした。それから15年。Asakoさんと同じように玄米正食その他の食養生を試し、今は自分なりの健康法らしきものができあがりました。週に2回から3回のヨガもそのひとつですし、だからAsakoサンのブログ、楽しみに読ませていただいているのだと思います。今は、他の土地に移っても何とかやっていけるかな、と思っています。でも、日本食が手に入らないと無理かも。
病名は忘れたのですが、Thyroidが悪くて薬を飲んでいるという職場の同僚がいました。まだ30代初めで、性格も明るく、とても病気には見えませんでした。『無病息災ではなく、病気を持っていると自分の体を大切にしてあげようとするから、一病息災だね。』と言っていた友人がいましたが、その通りかも。
どうかあまり無理をせず、時にはたくさん息抜きをしてバランスをとりながら、NYでご活躍されますように。
投稿者: けろっぴ | 2008年06月28日 20:45
日時: 2008年06月28日 20:45
けろっぴ様
はじめまして。とても温かなメッセージをどうもありがとうございました。経験を通してけろっぴさんなりの健康法を生み出せたのは素晴らしいことですね。外国での暮らしは快適なのですが、少しでもストレスをかかえてしまい、マネージメントをしないと、病気に簡単になってしまうのだなということをとても感じました。お医者様の「まだ若いけれど、30代の検診はとても大事だから、過信はしないでね」という言葉にとても感謝していました。それまでは気力だけでもがんばれるわなんて思っていましたので。
私もどこでも住めるほうですが、日本食が手に入らない所は無理かもしれません・・・。
本当に自分の体を大切にしてあげようって思いますね、ありがたいです。息抜きしながら、がんばります。
本当にありがとうございました、励まされました。けろっぴさんもお体に気をつけてくださいね。
投稿者: Asako | 2008年06月29日 18:40
日時: 2008年06月29日 18:40
お久しぶりです。以前、小麦粉の情報のところ、
psychiatryの実習のところなどでコメントさせて頂きました。
今、2週間ほど、NJからNYCに来ています。
泊まっているところが、
コロンビア大学の近くのようですので、あまり
お勉強がお忙しい時期でなく、
機会があれば、お声をかけて下さい。
もしかしてお目にかかれましたら、
嬉しいです。
こちらのメッセージは掲載しなくて
お読みになられたらそのまま削除して下さって
結構です。
念のため、私のcell#は
732-513-eight-9-seven-9です。
くみ
投稿者: kumi | 2008年07月03日 14:34
日時: 2008年07月03日 14:34
実は私、甲状腺機能亢進症のほうであります。一生薬を飲まないといけないことはなく発症がおさまればやめてもいいのですが、ストレスと一緒にバランスよく生きていかないとすぐにホルモン過剰になってしまうので要注意です。なので私はできるだけ毎日明るく生きることをつとめているんですよ。
今も薬は飲んでます。毎日飲むのっていうのがストレスになりますが、それももう慣れてしまいました。
体重の急激な減少や増加で一喜一憂しておりますが、、、、まあまた今度詳細は会ったときにでも!お会いしたいですね!
投稿者: fujiko | 2008年07月07日 01:23
日時: 2008年07月07日 01:23
fujikoさん
お久しぶりです&お帰りなさい~!
亢進症の事、知りませんでした、お体大事にしてくださいね。
本当に明るいので、まったく気づきませんでした・・・。またお会いしたいです!
投稿者: Asako | 2008年07月07日 19:38
日時: 2008年07月07日 19:38