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2008年08月 アーカイブ

2008年08月04日

YOU BAR – 自分好みのエナジーバー (nutrition bar)

 日本ではソイ・バーやカロリーメートなどがエネルギーバー(栄養補助食品)としてポピュラーですが、エネルギーバーを食事の代わりに食べている人を私の周りではいなかったので、数え切れないほどのエネルギーバーがアメリカで販売されていて、主に朝食代わりにしている人が多く、食の文化の違いを感じたのを覚えています。私もたまにおやつとして頂きますが、糖分が少なく、自然な素材で作られたバーを選びます。

 今回ご紹介したいのはYouBar(ユー・バー)。チョコレートバー、カシューナッツバー、グラノーラバーの3種類の他に好みのナッツや甘さなどを組み合わせて自分好みのバーを注文できるのでYOU(あなたの)BARS(バー)と名前がついています。

 YouBarは2年ほど前にカリフォルニア州に住む親子によって始められました。運動好きな親子にとってエネルギーバーは運動前後にとても大切で欠かせなかったそうなのですが、なかなか自分達の好みに合ったバーに出会えなかったのがきっかけで好きな材料でバーを作り始めたのだそうです。

 私もオリジナルのチョコレートバーを注文してみました。味はまあまあです。ホエイたんぱく質の味が少々私には強かったです。お値段ですが、12本で$30(3000円くらい)。ちなみに好みのバーは値段が材料内容によって違います。そして注文するには次のステップが必要です。

1. Base (バーの主成分となるもの): アーモンドバター、カシューナッツ、デーツ、ピーナッツバター、ゴマバターなどから選択し、オーガニック、サクサクが欲しい、塩気が欲しいなどのリクエストも可能です。

2. Protein Powders (プロテイン・パウダー): たんぱく質をバーに加えたかったら卵白、穀物ベース、大豆、ホエイ、プロテインなし、などから選びます。

3. Nuts/Seeds (ナッツ/種): アーモンド、ピーナッツ、ひまわりの種、くるみ、カシューなど様々な種類のナッツや種を選択。

4. Dried Fruits/Berries (ドライフルーツ/ベリー類):レーズン、あんず、プルーン、パイナップル、クランベリーなどから選択します。

5. Sweeteners (糖分): Agave Nectar (メキシコ産の植物から採れる甘味料)、米飴、スプレンダ(人工甘味料)、モラセス、はちみつなどから選べます。

6. Seasoning/Chocolate (スパイスなど): シナモン、ココア、キャロブ粉末、ペパーミントオイルなどの香りを楽しむためにスパイスなどが選択できます。

7. Grains/Cereal (穀物類/シリアル): シリアルやライスクリスプなどが選択できます。

8. Infusion (煎じ薬という意味ですが・・・): ビタミンパウダー、スピルナ粉末(葉緑素)などの栄養素を追加したい時に。

9. 最後に自分のバーの名前を決める。

 ナッツ、ドライフルーツ、シリアル、糖分の項目では少量、普通、多め(Less, Normal, Extra)というように調節ができます。また材料を選択した後、栄養分析が自動的にされ、カロリーや脂肪、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど食品表示に必要な栄養素が全て確認できます。

 私もこれなら作れるかもしれないと思い、材料の値段などを現在調査中・・・。もし自分のバーができたらご紹介しますね。
* 写真はYOU BARのチョコレートバー。

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You Bar
http://www.youbars.com/

2008年08月18日

食、健康そして環境について考える

 8月9日の土曜日から5日間に渡り行われた「Rethinking Food, Health, and the Environment: Making Learning Connections(食、健康、環境の繋がりを考え直す)」という学会のお手伝いをしました。

 この学会の目的はカリフォルニア州バークレー市にあるThe Center for Ecoliteracy:CEL(エコリテラシー・センター)とコロンビア大学教育大学院の栄養教育プログラムが共同で学校やコミュニティに所属する教育者、環境活動者、親などを対象にヘルシーな学校給食改革や学校庭園、栄養・食教育のカリキュラムの進め方を指導することで、7月の終わりにカリフォルニア、そして今回はニューヨークで行われました。

 アメリカ中から参加者が集まり、ニューヨーク会場の時にはアメリカを真ん中で割って東側の州から約30名集まりました。またカナダ、ブラジル、イスラエルからの参加者もいました。2名から4名ほどのグループでの参加者が多かったです。ニューヨーク市近郊からの参加者以外はコロンビア大学のゲストハウスに滞在しました。日程は5日間びっちり詰まっていて、朝8時から始まる朝食から5時まで行われるカリキュラムに全員参加しました。

 5日間のスケジュールの午前中はニューヨーク市保健社会福祉省から代表者が学校給食の改善対策についての発表、栄養教育プログラム教授のイザベル先生の栄養教育プログラム開発の研究発表などに当てられました。午後は用意された2つのワークショップ(学校栄養教育、又はカリキュラム(栄養、科学教育のカリキュラムの進め方))の内、興味のある方に参加します。それと同時に2~4人が組んでチームを作り、自分たちで課題(例:環境問題を重視した学校作りや学校庭園構築計画など)を作り、最終日に行われる発表会までチームワークを行います。

 私はカリキュラムのワークショップの手伝いを行いました。このワークショップは以前に私がパートタイムで働いていた時にご紹介した、LiFE(Linking Food and the Environment)プログラム(学内の食と環境センター)から出版された”Growing Foods (小学4~6年生対象:植物、野菜の成長過程を学ぶ),” “Farm to Table(小学5~6年生対象、:農場から食卓にあがるまでの食べ物製造過程などを学ぶ),” and “Choice, Control and Change(小学6年生、中学1~2年生対象:何を、どのように選択し健康な体を作り、また食生活を送るかを学ぶ)” を使いながら参加者(主に先生が多かったです)に教授法を教え、コロンビア大学の栄養教育プログラムの研究結果や経験も伝えながら行われました。やはり5日間という集中講座に出席するだけあり、参加者はとても真剣に取り組んでいました。

 3日目に行われたフィールドトリップではユニオンスクエアで開かれるファーマーズマーケットへ行き、その後はチェルシー地区にある公立校の学校庭園プロジェクトを訪れました。それについては次回ご紹介しますね。

*写真はチームワークやプレゼンテーションの光景


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(壁に3枚ポスターが貼ってあるのですが、テキストの表紙)、

The Center for Food and Environment,
Teachers College Columbia University
http://www.tc.edu/life/index.html
Growing Foodsのテキストはここから購入できます。
http://www.gardeningwithkids.org/11-3300.html
テキストの内容・説明
Growing Foods
http://www.tc.edu/life/growingfoods.html
Farm to Table
http://www.tc.edu/life/farmtotable.html
Choice, Control, and Change
http://www.tc.edu/life/choice.html

屋上スクールガーデンプロジェクト <フィールドトリップ>

 今回は前回の学会(集中講座)の続きをご紹介します。3日目の午前中はフィールドトリップが行われました。最初はユニオンスクエアのファーマーズマーケットへ。ユニオンスクエアのインフォメーションセンターのガイドの人から説明を受け、その後は個人で各店舗めぐり。大都会の真ん中に新鮮な色とりどりの夏野菜が多く並んでいるのを見て、みんな喜んでいました。色や形の違うトマトを購入し、味見をしました。どれもおいしかったです。

 ファーマーズマーケットの一角にスクールバスを逆さにしてできた手作りガーデン”The Who Farm – the white house organic garden project”が開かれていました。スクールバスを逆さにして、トップがガーデンになっていました。

 ファーマーズマーケットの後、チェルシー地区にある公立幼稚園、小学校(PS41)で行われている”Greenroof Environmental Literacy Laboratory (gell) – 屋上グリーン環境教育実験室プロジェクト”を訪問しました。ニューヨーク市のサイエンス教育の一環の屋上のグリーン化プロジェクトでもあり、子供たちに都会の中で植物を育て、環境にやさしい街づくりを提供するため、学んでもらうために作られました。このプロジェクトに参加するのはほとんどボランティアの親たちです。子供たちの未来のため、地球環境を守るために少しでもできることがあればと積極的に活動する姿に感動してしまいました。

 学校の裏庭にある小さな庭園と屋上を見学しました。屋上はまだ何も構築されていなく、これから少しずつ植物を植えていくそうです。温室も建てられるそうです。

 このフィールドトリップはとても好評でした。都会に住んでいても環境にやさしい街づくりは十分可能で、環境教育がとても大事だということを実感しました。半日緑に触れることができて楽しかったです。

*写真はオーガニックファームプロジェクトに使われているスクールバス、色とりどりのトマト、ユニオンスクエアのファーマーズマーケットのガイド、学校の庭園と屋上の様子。

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スクールバス:オーガニックファームプロジェクト
http://www.thewhofarm.org/TheWhoFarm/Home.html
屋上グリーン環境教育実験室
http://www.ps41.org/Media/pdfs/GELL_flyer_v3.0.pdf

2008年08月30日

食物アレルギーと食物不耐症

 最近、私の周りで食物アレルギーが原因で病院に運ばれた例が2件続きました。一人は松の実、もう1人はマンゴ。二人ともレストランでウェイターに確認せずに、松の実やマンゴなどが入っていると予想もつかないメニューを選んでしまったのが原因です。アメリカに来てから、日本ではあまり聞かなかった食物アレルギーを聞くようになりました。リンゴアレルギーもその1つ。

 アメリカでは授業中に食べ物を食べるのはまったく構わないのはご存知かもしれませんが、リンゴやベビーキャロットなどは特にポピュラーなスナック。私もリンゴをかじったりします。以前履修していたクラスで、ある時クラスメート全員に1人のクラスメートからリンゴアレルギーのため、自分は食べなくても、そばで誰かが食べているだけでアナフィラキシー・ショックを受けてしまうので、その授業中は食べないで欲しいとメールが送られたことがありました。

 6月のフードサービスのインターン先でも食物アレルギーについての教育資料をキッチンスタッフに作ってから、食物アレルギーや食物不耐症に興味を持ちました。

 私も食物アレルギーを持っています。牛肉を食べると体全身にひどい蕁麻疹が出てしまいます。
食物アレルギーはアレルギーの原因となる食物(小麦、海老、乳製品、大豆、ピーナッツ、ナッツ類、卵など)のアレルゲンが体内に入ると、免疫(アレルギー体質の人は免疫の抑制作用が弱い)が過剰反応を起こします。そうすると抗体を大量に発生させ、ヒスタミンを放出します。これが様々な症状を起こします。ヒスタミンは通常、血管を広げたり、筋肉の収縮、神経を刺激する働きがあるのですが、これが、皮膚で起こるとアトピーや蕁麻疹、胃腸で起こると吐き気や下痢、気管支で起こると喘息や呼吸困難を引き起こします。

 食物不耐症の場合は免疫システムではなくて酵素に問題があるようです。私はたぶん生のたまねぎやねぎ類を消化するための酵素が少ないような気がします。そのため毎回食事の後には胸焼けがします。

 私の周りでもアレルギーを持っている人は多いのですが、特にアメリカ人の友達から聞くのはリンゴアレルギー。私はよく牛肉が食べられないのはかわいそうだね、と言われますが、全く苦ではありません。リンゴが食べられない方がつらいです。アレルギーではないですが、乳糖不耐症を持つ人もとても多いです。

 食物アレルギーから自分を守るには買い物の際に食品ラベルをしっかりチェックすること、アレルゲンを見つけたら絶対に食べないことが大事です。外食の際にはあらかじめお店の人に伝えておくことも必要ですよね。

 先日、牛肉エキスで作った野菜スープによって蕁麻疹が出てしまいました。きちんと聞けばよかったのですが、「野菜スープ」を牛肉エキスで作るとまで思っていなかったからです。たぶん韓国料理のお店でしたら想像がついて聞いていたかもしれません。

 また気をつけていても、食品にまぎれ込んでいる場合も多いです。どんな食品にアレルゲンが隠れているかをインターンの経験や自分の経験などからご紹介します。

- サラダドレッシングの油が精製されていないナッツ(ピーナッツなど)類から作られた場合。

- パスタなどに使うペスト・ソースに含まれるナッツ。

- ケーキやデザート類:卵、牛乳、小麦、ナッツから作られたもの。

- ベシャメルソース:牛乳、小麦

- 大豆製品も様々な食品に使われています:ベジタリアン用のソーセージ、ハンバーガー、特にアジア系料理には多く使われます-醤油、豆腐など。

- 私の場合、カレー粉などに含まれるビーフエキス

 焼き菓子やパンなどを購入する際に「ピーナッツなどのナッツ類が含まれていることがあります」などの表示を必ず見かけます、そういう細かいところも注意してみて、絶対に食べないことが食物アレルギーから自分を守る大事なことです。

*写真はクッキーの食品ラベルの例です。よーく見るとSoy beansの表示が。

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ちょっと番外編:ポルトガル

 1週間ほどポルトガルへ行ってきました。ゆっくりとした時間の流れと心広い人々、豊富な食文化に囲まれて過ごしました。

 ポルトガルは海産物、野菜類、畜産物など幅広く豊富です。特にいわしや干しダラを調理したものが多く、いわし好きの私にはたまりませんでした。ポルトガル人の友人たちにいろいろ情報を聞きながら様々なお料理を堪能してきました。

 味付けは無いに等しく(シンプル)でテーブルに塩コショウ、オリーブオイル、酢が置いてあり、自分で味付けをします。なぜ味付けが薄いのかと聞いたら、ポルトガルの人達は新鮮な食物を味わうのが好きで、食べ物本来の味を知ることができ、子供の食教育にもよいとポルトガル人の友人が話してくれました。彼女は心理カウンセラーなのですが、摂食障害の患者を見ることから、私のインターンの経験の話などで盛り上がりました。ポルトガル人の間、特に女性の間ではダイエットは気になるところ。悩みは万国共通ですね。

 ポルトガルでの唯一の楽しみはお菓子でした。カステラの原型といわれる“パォン・デ・ロー”、エッグタルトの原型の“パスティス・デ・ナタ”、甘いチーズタルトのような“ケイジャータ”、甘いクリームが包まれたパイ“トラヴェセイロ”など普段、毎日甘いものを食べない私が1日に2回は食べていました。

 ちなみにカステラの原型の“パォン・デ・ロー”は中が半生で日本で一時期流行ったプリンパンを思い出しました。“パスティス・デ・ナタ”を注文すると、シナモンパウダーと砂糖がついてきます。私はシナモンパウダーだけをかけていただきました。やけどをするくらいアツアツで頂きました。おいしかったです。

 甘いお菓子は一度試せば、続けて食べたいとは思わなかったのですが、飲み物で毎日の日課になり飲んでいたのはMazagrã(マザグラン)です。レモンアイスコーヒー。レモンを絞ったものにアイスコーヒーを加えたもの。お砂糖を加えてもいいのですが、私はそのまま。すっぱさとコーヒーの濃さがマッチしてとても気に入ってしまいました。

 これだけだと、ポルトガルでただ飲み食いしていただけのように聞こえてしまいますが、観光もしっかりしてきました。素敵なところでした、今度はリスボン郊外にも出てみたいです。

*写真はお菓子とマザグラン

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