アメリカ人とピーナッツバター
1月にサルモネラ菌に汚染されたピーナッツバターによる食中毒の被害が拡大していますが、年間約3千180トンのピーナッツバターを消費するアメリカ人にとってとてもショッキングな問題です。米国農務省(USDA)は通常一年間の850,000トンのピーナッツ余剰を推定しているのですが、このサルモネラ菌発生により100,000トンのピーナッツ余剰が上乗せされると予想されています。
先日もテレビでマサチューセッツ州の知事の1人が「このサルモネラ菌汚染のピーナッツバター食中毒被害により、多くの親が子供のランチに何を持って行かせるか頭を悩ませている」と言っていました。アメリカの子供達はランチに「ピーナッツバター&ジェリーサンドイッチ:Peanut butter and jelly (PB&J)」を持参することが多く、高校を卒業するまでに平均で約1500個のサンドイッチを食べるとも言われています。このPB&Jは食パンにピーナッツバターとジャムを塗った極々シンプルなサンドイッチ。実は私も結構好きなのですが、高校生の頃によく食べていたのはピーナッツバターにスライスのバナナやリンゴをのせてはさんだサンドイッチです。
ピーナッツは第二次世界大戦後に肉が不足した時、比較的値段が安く、たんぱく質も多いピーナッツが肉の代わりに多く食べられたと言われています。ピーナッツバターですが、1890年代にケロッグ社の共同創設者でもあるDr. John Kelloggの考案によって生まれました。その後、化学者のJoseph Rosefiledが硬化植物油を加えてなめらかなピーナッツバターのSkippy(スキッピー)が生まれ、アメリカ人のダイエット(食生活)には欠かせない食品となっています。ピーナッツバターをクラッカーやパンと一緒に食べるだけではなく、セロリなどの生野菜につけて食べることも多いのですよ。
今回の汚染問題を機に食品購入には更に気を使うようになりました。ピーナッツは数多くの加工食品にも含まれていることが多く、正直限度があるのですが、FDA(米国食品医薬品局)のウェブサイトでどんな食品がサルモネラ菌に汚染されているのか確認できるので、一度チェックしてみた方がよいと思います。ちなみにCDC(米国疾病予防管理センター)のウェブサイトでも情報が得られます。
*写真は数日前に食べた全粒粉のベーグルにピーナッツバター&グレープジャムを塗って頂いたベーグルサンドです。(ちなみに私の食べているorganic peanut butterは大丈夫です)



U.S. Food and Drug Administration
http://www.fda.gov/oc/opacom/hottopics/salmonellatyph.html
Center for Disease Control and Prevention
http://www.cdc.gov/salmonella/typhimurium/update.html
National Peanut Board
http://www.nationalpeanutboard.org/classroom-funfacts.php