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現在はこちら(もはやニュースサイトですらなくなっていた)


うえのリンクは、米国立医学図書館(年長の読者なら、Index Medicusという書誌事項だけが記載された分厚い分冊で、現在ならMedlineというオンラインの医学文献検索で、医学生物学系の研究者には必須の存在)が運営する一般向けの健康ニュースサイトです。

Medlineplusには、他にもカテゴリ別に整理された医学情報があります。

ここのニュースは、情報発信者(研究者自身や大学広報部)が書いたものではなくて、多くが図書館に委託された書き手か商業ベースのメディアによるものだという点が、EurekAlertとの根本的な違いです。

ある意味、より一般的な読者に向けて書きなおされているので、理解も容易になっているということはできます。逆にいうと書き手と対象者の専門性が薄れるぶん間違いも多くなる可能性があるということです。どちらも英語が読めるヒトにはという意味でですが。

原著論文そのもの>エディトリアル>大学などの報道ニュース>商業ベースのメディア

というように信頼性はさがっていきますから、わかりやすさだけを優先するのはとても危険なことです。

それ以前に本質的な問題として、速報性という観点からは、EurekAlertよりも遅く、ひどいときには1週間以上遅い場合もあります。たしかに、一般の読者にとって(研究者にとっても大抵の場合)その程度の遅れは関係ないのですが、速報性はニュースの命(Newsの語源を考えれば明らかです)だと思えば、この遅れは致命的かもしれません。

この遅れはしだいにひどくなっている気がします(検証はしていませんが)。

最近は、ニュースサイトのつもりで見ていると、身近な健康のヒントが毎日のようにでてきて戸惑うこともあります。健康のヒントは有用かもしれませんが、ニュースではありません。

民間の通信社に依存した結果、以前ほど良質のリソースとはいえなくなっているのが残念です。

論文の紹介においても、批判精神を発揮しなくてはいけない記者が研究者に引き摺られて無自覚に宣伝に加担していることも少なくなく、かえって原著論文の意味がわからなくなることもあります。

EurekAlertに多く見られる基礎系の専門知識がないとまったく理解できない記事が少ないのもMedlinePlusの特徴です。ここでの主眼は、あくまでも一般人の健康であるらしく、メディア記者には応用がすぐには思いつけない基礎研究はほとんど無視されます。

そのために、専門研究者にはどこか物足りない感じがするのですが、専門知識のない一般の人には、とてもわかりやすく親切なサイトになっています(テレビ番組がとてもわかりやすいのとおなじだと考えればよいでしょう)。

時間に余裕があるヒトは両方をおすすめしますが、筆者が実際にニュースをみるときはEurekAlert!だけに注目して、あとはBBC、そして見落としがないかどうかのチェック用に、載るのが遅いMedlinePlusから見落としたものをフォローしています(独自取材記事もありますが)。

現在のMedlinePlusのニュースはほとんど商業ベースの通信社の配信に依存しているので、ブログ等で紹介するときは著作権に注意が必要です。要約だろうとタイトルだろうと、一切の日本語での紹介にクレームがつく可能性があります。実際、わたしたちがやっていた200字程度の紹介は現在はできなくなっています。

EurekAlert!は要約ならかまわないようです。

【廣田晃一 IT支援プロジェクトリーダー】

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作成:2009/2/23 20:43:16 自動登録   更新:2018/3/27 9:23:31 root   閲覧数:6667
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