始業式
今日からうちの子も学校へ。電車の混雑もいきなり充填率100%を軽く超えてしまいました。「健康食品」のメールの不具合は直ったけど、あとはなにも終わってない。今年がうるう年で8月が二回(!)とかだったらいいのに。
急にまた暑くなったので、ばてばてです。
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今日からうちの子も学校へ。電車の混雑もいきなり充填率100%を軽く超えてしまいました。「健康食品」のメールの不具合は直ったけど、あとはなにも終わってない。今年がうるう年で8月が二回(!)とかだったらいいのに。
急にまた暑くなったので、ばてばてです。
エキサイトニュースに載った共同通信の記事や、ニッポン消費者新聞の記事(こちらは「健康食品」の続報)など、わたしが直接関わっているサイトがらみのニュースが出るのは、なにはともあれ、たいへんうれしい。
スパスパなんとかいう番組(学生が事前に教えてくれた)で終始、国立栄養研究所と戦前の名称(戦後もずっとそうだったといううわさもある)を使いつづけていたのは悲しかったが、独立行政法人の呼称に妙にこだわるNHKよりは良い気がする。
研究所の特別客員研究員だったこともあるI先生が、にがりはクエン酸と飲めばよいと仰っておられたが、にがりの成分そのものが製品毎に大きく異なることも、にがりがダイエット効果を有するという科学的根拠が薄弱だということも仰らなかった。多分言い忘れたのか、カットされてしまったのだと思う。
まあ、どうでもいいことだ、とりあえずサイト管理者としてのわたしには…
子供と一緒にアニメ映画を見に行くようになると、通常の映画とは異なる配慮がなされているのに気付かされる。TVのアニメだとあまり感じない。多分TVドラマも同じような配慮で作られるからだろう。
映画の場合大人向けの表現は過激だったり難しかったりするが、子供向けのアニメーションではその辺りはかなり配慮が行き届いていたりする。ウルトラマンのような実写ものでも同様である。
具体的な例は、実際にビデオでも借りて見てもらえばいい。コスモスなどがいいかもしれない。あるいは、コナンとか。
妙なたとえかもしれないが、子供向けの配慮というのは、因数分解がかならずできる式という前提で問題を解く高校生が、大学に入学すると、現実には因数分解ができるとわかるまでが仕事の大半だと(ほとんどの方程式は因数分解がうまくできないと)いう事実に困惑するのに似ているかもしれない。
もちろん、αやβみたいな記号は難しいからだめ、というような配慮も同時にされている。小学生が読めない記号や漢字はまず出てこない。確かに、x,y,zが、γ、σ、πになっていたら戸惑うが、どちらも外国のイロハ文字だから単に慣れの問題である。読めない漢字でも、振り仮名があれば、かえってそのほうがひらがなよりも好ましく感じる場合だってある。
確かに一部の小学生は大人でさえなかなか理解できない深い心の闇を抱えているかもしれないが、極めて特殊な例だと思う(今の50代60代の人たちが子供だったときにも嫌な事件を起こした子供がいたし、程度が違うと言われるかもしれないが、クビは切らないまでも凶悪な事件が多く起っていたらしい)。人間はそう簡単には変れないと思う(平均寿命のせいで、ラットやハムスターよりは変化が少ない。ショウジョウバエに比べると全く変化しないとさえいえるかも)。
ちょっとやばいと思った関係で、文章を大幅に推敲している。ひょっとしたらもうぜんぜんだめかもしれない。
これでおしまい
タイトルを考えながら、『きんつま』を思い出しただけで、特に意味はない。
女子と小人は養いがたいと言い切ってしまうくらい、それら二者とは異なる存在が「おじさん」である。こいつらの生活習慣なんてどうでもいいと、それら二者は考えているかもしれないし、特に前者の場合にはその傾向が顕著であろう。
でも、とりあえず医療費低減を前提にするなら、会社にうごめく「オヤジ」が生活習慣病にならない、なったら直す、というのはとても重要なことである。もちろん、ご婦人だって同じなのだが、彼女達はその気になれば、いつでも野菜を増やしたり、魚を増やしたりできるのに、「オヤジ」は、なかなかそういうわけにいかない。
さて、問題はこうだ。
栄養士さんがよろこんでアクセスしたがるサイトがあるとする。「オヤジ」はそのサイトを好きになるだろうか? それとも、「オヤジ」は好きになる必要なんてないのだろうか?
もちろん、子供の場合も同様。
想像力がほとんどすべてのような気がする。というか、相手のことを考える能力というか。
そうではなくて、すべて理論で説明できるという方は、メールください。
BBCオンラインの記事によれば、英国民の平均的な読解力は、教育を受けた9歳児相当なのだそうだ。
ところが、英国厚生省や糖尿病協会がネットで提供している情報は、15、6歳程度の読解力を要求する。
日本と英国とは違うかもしれないが、栄養研でも対象者は中学生以上を漠然と想定している。多くの場合、高校卒業程度または短大卒業程度の知識がなければ読めないものが多いと思う。
これは、栄養研サイトが栄養士や業界関係者とのインターフェイスであるという認識からきている。サイトの平均アクセス数は、平日9-5時と、土日夜間では2倍以上の差があるので、かなりの部分が業務の一部としてアクセスしているのは間違いないと思う。
子供向けのページは、ずいぶん前から提案されているのだが、なかなか現実のプロジェクトにならない。わたし自身やるやると言いつつ、いまだに手付かずの状態でいる。
実は、楽しい健康栄養談話室が、そのための準備室の役割を兼ねていたのだが、気がつくとやたら難しい情報ばかりになっていた(あわてて少し修正を加えているが)。
キッズページへの道はまだ遠い……
ユリイカアラート!の記事によれば、父親がアルコール中毒の子供たちを調べると、甘いものが好きで、かつ新しいもの好きな子供は、将来アルコール中毒になる確率が高いらしい。
なるほどね。
韓国の食品業界紙サイトの記事(日訳)によると、ソウル大学の先生が、健康機能食品という命名は良くないといっているそうだ。まだ、栄養補助食品(サプリメント?)という言い方のほうがましだという。
この記事の健康機能食品の例にあげられているものは、日本でいう「保健機能食品」には当てはまらないので、単なる「健康食品」なのかと思いきや、製造許可が必要なようだし、A、B、Cなどの等級付けもされているらしい。
ユ先生によれば、「酒をさらに飲むようにする二日酔い解消飲み物、野菜と果物を食べないようにするビタミンまたは食物繊維剤、運動と適正栄養をしないようにするダイエット製品、タバコ、酒、肥満、運動不足などの重要発がん原因を持続するようにする効果が不明ないわゆる抗がん食品など」が、健康機能食品の悪いところだそうだ。
ところで、適切な食事を摂取していれば、「健康食品」を摂る必要はない、というのは正論だが、「適切な食事を摂取」しているかどうかをだれもはっきり言い切れないところに、つけ込む余地があったのではないだろうか。よく、がんの原因の30%は食事からという言葉が一人歩きしているのを見かけるが、30%という数字自体が計算で出てくるようなものではないし、食品添加物や残留農薬、ダイオキシンなどを全て含めてだということはあまり触れられないように思う。
摂取脂肪酸の種類(トランス脂肪酸、飽和脂肪酸より不飽和脂肪酸を)とか、食物繊維やビタミンの不足というような純粋に栄養学的なものがどのていどがんの原因になるかはわからないと、30%説を提唱した著者らも言っていたはずだ。
もちろん、それを完全に0%にするための研究は現在進行中であって、これこれの方法で食事に起因するがんはすべて抑えられると断言できる(まともな)研究者はひとりもいない。
ところで、最近マーティン・ガードナーの本を読んでいたら、ニュートンは自分の青年時代の研究を嫌っていたという。壮年期以後のニュートンの主な研究テーマとは錬金術であり、青年時代のそれは、いわずとしれた古典力学(もちろん古典と呼ばれるのはアインシュタイン以後)のことである。というわけで、まともな研究者という定義は微妙かもしれないので、かっこつきにした。
地中海型の食生活と健康なライフスタイルに従って生きていると全ての死因による死亡率を半分に下げられるという論文が、JAMAに掲載されている。
健全なライフスタイルには、適度なアルコール、禁煙も含まれる。それはまあ当然のことだろう。
この手の論文の解析技術にはいつも感服してしまうけれど、死亡率が半分になるということは、この研究中に死亡した935人の高齢者(開始時点で70-90歳)の中には、地中海型の食生活その他の条件に当てはまっていたにも関わらず、お亡くなりになった方もおられるということだ。具体的に数字を挙げると、437人のとても健康的なライフスタイルの高齢者は、10年の間に245人お亡くなりになっている。
逆にいうと、全然健康的なライフスタイルじゃないにもかかわらず、まだご存命のかたも多々おられるということになる。これも数字を挙げておくと、最初の246人のうち、10年後でも83人はご存命だ。
長生きが単純に善だという前提に立てば、どちらが幸せなのかはいうまでもないが、だったらどんなライフスタイルでも良いのかと聞かれれば、やっぱりそんなわけはないので、後悔しないようなライフスタイルを選択することを、私は強く推奨する。
え? 結論をごまかしてないかって? 別にごまかしているわけではない。
この研究でも、女性の死亡率は男性の半分に過ぎない。健康なライフスタイルも地中海型食生活も関係なく、女性でありさえすればより長く生きることを期待できる。
でも男は女にはなれないでしょう? それに、たとえ可能であったとしても長寿のために性転換をする男がいったいどれだけいるだろうか?
ライフスタイルは元来変更自由なものだから違うといえるだろうか。そもそもライフスタイルってそんなに自由なものなのだろうか。
以前、べつのところにも書いたが、胎児の奇形を願う母親という存在はありえないので、欧米でも日本でも若い女性は葉酸摂取に熱心だ。米国では40%の妊娠可能な女性が葉酸を含むマルチビタミン剤を飲んでいるというニュースが最新健康・栄養ニュースにも載っていた。*
同じような推論は、こと長寿に関しては成り立たないのではないかと思う。少なくとも、自分の子供に対するほどの熱心さでは。
刹那的に生きるのがよくない理由はいくらでも挙げられるが、長生きすることがよい理由は、本人に資するものが妙に少ない気がするのと同じ理屈だろうか? どうして、生きていればいい人にめぐり合えるよ、とか、そのうちいいこともあるよ、とか、苦あれば楽ありだよ、とか……
もうやめよう。
私は父母を愛している。一日でも長生きしてほしいと心底思っている。それは言うまでもないことだ。
疫学はそういう部分からは超越しているように見える。そして、わたしも、研究者の常として、毎日いろいろなニュースを取り上げるが、粗探しばかりしているということは告白しておかなければならない(でも疫学者ではない)。
ジャンクフードが米国の肥満の原因だとする説があるが、料理人を雇えるような人が毎日ジャンクフードを食べるとは思えない。とすると、それは貧困が原因だと言っていることになるのだろうか。日本でだって、魚があんなに高いのに、毎日食べろって、よくいうよ、と思ったことないですか? ファミリーマートのサラダもどうしてあんなに高いの(しかも悲惨な状態だとだれか書いてたっけ)か。やっぱり不健康は貧困が原因なのだろうか。
まさか、地中海式食生活……なっ、なんだアンタたちは、いったいドコから入って…ング…フ…ムグムグ……
*今週の健康・栄養ニュースは、私が夏休みをとっているので、別の人間が選んでいます。