メロディ
5月1日は、メーデー(直訳すれば五月の日か)である。
いつもなら、亀戸か代々木に行っている日(わたしはふだんはぜんぜんまともな活動はしないのにこういうときだけ仕事を休んで昼間から酒が飲めると思って参加するチャランポランなやつである)だが、引越しの予定があったのでやめた。
でも実際には、その引越しも電気工事やクーラーの工事、その後に来るサーバラックの移設工事などを考えると、わざわざ連休の中日にする必然性が薄いので、中止した。
結局締切を過ぎた原稿を書いて一日が終わった。
歳をとるにつれて重みは増す、ような気がする。でも、死ぬ間際の経験と、十代のころのあの思い出と……死んでしまえばすべてが無に帰すと思っているわたしには、どちらが大切なのかを決めかねる。死に際の思い出(というものがあればだけど)として。
もちろん、思い出以外の日常もある存在にとって、常に続く現在には今も昔もあるわけがない。だって昔には帰れないんだから。
それはともかく。今日、初めてだと思うけど、50近くなってなにかを始めるのも良いですといわれて、自分の歳を自覚させられた。50近い人間が何かを始めるはずがないと素直に思える年頃が正直うらやましい。