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2007年04月 アーカイブ

2007年04月11日

秘密なんてない(たぶん)



 地球外生命体でもウロボロスでもなんでもいいが、お上がなにかを隠しているという話題はおおいに盛り上がる。政府や識者が、そのようなものの存在を否定するのは、なにか理由があるのだ、というわけである。


 しかし、そうなると「存在するかどうか」という本当の問題が隠れてしまうことになる。実は、さまざまなところで、このような問題のすり替えが起きてはいないだろうか? というか、実は人間というのは、本当のことなんてどうでもよくて(というか安易にそれを信じてしまい)、それを出したり隠したりする別の人間という存在にしか興味を持てないのかもしれない。これはつまり政治ということである。


 実践的なことばかり言う文章には気をつけたほうがいいが、そういいながら、この文そのものがすでに実践的な文なのである。


 99%は仮説という割り切りはすっきりとしていて良いが、まったく科学的でないということは、たぶん書いた本人にはよくわかっているのだ。でもそれを言ったら本にならないのである。


2007年04月22日

神童



 映画『神童』観ました。ひさしぶりに劇場に足を運んだからということもあるけれど、映画館の画面で観るのがうれしい映画かも。


 良質な映画というものは全てそうではあるけれど、最近ヒットはしているけれど、自宅のTVでなんの問題があるの? というものも多いような気がするので。


 ただ、「気がする」ということの経験科学的な説明がほしいと、思っているのはわたしだけでしょうね。たぶん


あなたの人生の物語



 テッド・チャンのこの物語は、子供についてなにがしかの経験を持っている全ての人に(特にそのことに意識的な人々に)共感されるものだと思うが、いかんせん、その語り口がSFそのものに過ぎる。たぶん、よほどSFが好きか、我慢強い人でなければ、三分の一も読み進められないのではないだろうか? ある意味、これは学術論文を読む場合と同じである。私が大学生のころ、原書の新刊がでるとすぐに買っていた米国の作家は、もっとはるかに読みやすくわかりやすいかたちで同じアイデアを物語にしていた。あれはとてもわかりやすかったが、同時に陳腐に感じられる危険性も大きかった。陳腐というのは、いまウェルズの『火星戦争』が陳腐であるというような意味合いである。ウェルズの『透明人間』も『タイムマシン』もおなじように陳腐になってしまっているが、実際に読んでみればちっとも陳腐ではない。


 それが、物語るということの力なのだと思う。


 でも、現実には物語ることの力は、まったく生きていない。理論的な裏付けが得られなければしかたないかもしれず。確かに、未だに継子扱いではある。


 ずっとそう?


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