虫の酸てなんだろう。蟻酸なんかは、確かに虫酸が走る臭いだけれど。
それはともかく、ほんとうに虫酸が走るとでも呼びたくなるような、いきなり椅子を蹴って大声で叫びながらその場を立ち去りたくなるようないやあな感じになることは、確かにある。ていうか、一昨日実際にあった。
そのときは、立ち去る前に顔面に一発お見舞いしてやりたくなったほどだが、なんとか座ったままで我慢した。
我慢していると、隅の方にいた女性職員が部屋を出ていき、しばらく戻ってこなかった。
電波の届いていないTVのような、というのがとてもしっくりくる。全身からザーという雑音があたりにまき散らされているような感覚。まともな人間なら数分ともたない、臨界点ぎりぎりの。
あとで聞くと、部屋を飛び出さなかった他の職員も、ほとんど気絶状態だったという。
もはや、クラウザーさんにSATSUGAIしてもらうしかないのか